突然ですが、2018年の「土用の丑の日」の日にち、あなたは覚えていますか?
正解は、夏の真っただ中「7月20日」。
では、2019年の土用の丑の日はいつなのかと言うと…
今年は「7月27日(土)」となっています!
GWにある子どもの日のように、決まった祝日ではない土用の丑の日。
2018年と2019年でも、1週間の日付のずれがありますよね。
その事から、
「ついつい、その日にウナギを食べ損ねてしまった…」
「ハッキリした日付が分からず、いつの間にか過ぎてしまっていた…」
という経験をした人も多いのではないでしょうか?
土用の丑の日にうなぎを食べなければいけない決まりはないけど、やっぱり、暑い夏だからこそ、美味しいウナギが食べたくなる。
というわけで今回は、忘れてしまいがちな2019年の土用の丑の日の日付(いつ)を、確実に覚える方法を紹介していきます。
もともとの土用の丑の日の意味や由来をわかりやすく解説し、日本全国のうなぎの名店5選も紹介します。
今年の夏は、ひと味違った土用の丑の日を楽しめるようになるはずです。
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この記事の目次
2019年の土用の丑の日はいつ?毎年日付が違うので注意!
昨年、2018年の土用の丑の日は「7月20日」となっていました。
そして、今年2019年は「7月27日(土)」が夏の土用の丑の日です!
同じ名称の記念日なのに、日にちが1週間もずれている…
これ、不思議に思いませんでしたか?
実は、「土用の丑の日」というのは、太陽と地球の位置関係で決まっています。
この微妙な太陽と地球の関係があるからこそ、土用の丑の日の日付も、毎年少しずつ日にちがズレているわけなんです。
しかし、暦の上では「土用」というのは、春夏秋冬の4つの季節ごとに。
「丑の日」は、12日ごとに回る周期が決まっています。
ですから、来年2020年の土用の丑の日の日付はもちろん、ずっと先の未来の土用の丑の日まで、いつなのかが分かります。
とは言っても、100年先の日付まで知っててもどうしようもないので。
とりあえず、今後5年間の「土用の丑の日」の日にちをまとめてみました。
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5年間の土用の丑の日を見てみると、土用の丑の日が7月後半になっているのは、同じですね。
でも、よく見ると、土用の丑の日が「2回」ある年がありませんか?
次は、この理由について、簡単に説明していきます。
ザックリ言うと、土用が「約18日」という周期で回るのに対して、干支(えと)である丑の日が「12日」の周期で回って来るから。
例えば、2020年の場合だと…
1回目の丑の日が「7月21日」と早く、土用の「18日」の周期の中で、2回目の「丑の日」が巡ってきます。
つまり、土用の期間中に、丑の日が2回重なる日があるという事です。
また、2020年のように、土用の期間に、丑の日が2度ある年は、1回目を「一の丑」、2回目を「二の丑」という風に呼び名も付いています。
ちなみに、昔は「一の丑」だけが、土用の丑の日だったようですが。
現在では、うなぎを多く食べるためにも「二の丑」も、土用の丑の日として取り上げられています。
土用の丑の日が年に2回あれば、もし食べそびれてしまった時も、2回目があるので安心ですね(笑)
「土用の丑の日」の意味や由来とは?
「土用の丑の日」の漢字を見るまでは、ちー婆(ばぁ)は、「土曜の牛の日」と真面目に思っていました。
「土曜の牛の日」というくらいだから、毎週土曜日はいつも、値段の高い牛肉が安売りされる日なのかな?…、と。

ちー婆(ばぁ)と同じように、勘違いしていた人もいるのでは?
というわけで、そんな間違いをしないためにも、「土用」と「丑の日」の意味や由来について紹介していこうと思います。
「土用」の意味や由来について
土用の丑の日の「土用」というのは、旧暦で季節を表すために使われる言葉の「二十四節気(にじゅうしせっき)」以外の雑節のひとつです。
「雑節」というのは、節分や彼岸、半夏生などの日本人の生活文化から生まれた季節の節目のことです。
そのなかでも、「四立(よつだて)」と言われている、
- 立春(りっしゅん)
- 立夏(りっか)
- 立秋(りっしゅう)
- 立冬(りっとう)
それぞれの節目から数えて、前18日(または19日)の期間のことを「土用」と言います。
つまり、「土用」は夏だけでなく、春夏秋冬それぞれの季節に設けられているんですね。
そして、「土用」という言葉は、もともと中国の「土旺用事(どおうようじ)」という言葉が由来です。
もともとの語源は「土(つち)が旺(さかんに)なり、用事(働き・支配する)する」という意味。
つまり、土が一番働くときを表している中国語で、本来の「土用」は「土に感謝する時期」だったのです。
その事から、「土用」の期間中は、土を司る土公神(どくしん)が支配すると言われていて、土いじりなどはしてはいけないとも言われています。
ところで、「土用」は季節の移り変わりにあるので「1年に4回ある」というのをご存知ですか?
土用の丑の日でも知られている「夏土用」は…
2019年の場合、8月8日が立秋なので、その前18日間。
7月20日から夏土用が始まって、18日後の、8月7日が夏土用が終わる日になります。
では、夏土用以外の季節だと、どうなのかと言うと…
■春土用
2019年5月6日が立夏なので、4月17日が春土用の入り、5月5日が春土用の明け ■秋土用 2019年11月8日が立秋なので、10月21日が秋土用の入り、11月7日が秋土用の明け ■冬土用 2019年2月4日が立春だったので、1月17日が冬土用の入り、2月3日が冬土用の明け |
ということになります。
ちー婆(ばぁ)は、他の季節にも「土用」という暦の上での期間があることを初めて知りました。
どの季節も、季節の移り変わりは体調を崩しやすいので、うなぎのような体力をつける食べ物が必要ですね。
「丑の日」の意味や由来について
「丑の日」の「丑(うし)」は、その言葉からもわかるように、十二支(じゅうにし)のひとつです。
「今年の干支(えと)」と言うように、年を数えるときに使う十二支として知られていますよね。

十二支は「子(ね)」から始まって、
子(ね)→丑(うし)→寅(とら)→兎(う)→辰(たつ)→己(み)→馬(うま)→未(ひつじ)→申(さる)→酉(とり)→戌(いぬ)→猪(い)
この順番で繰り返されます。
干支と同じように「丑の日」も、12日間の周期でひと回りして巡ってきます。
そして当然、「土用」の期間中にも「丑の日」が回ってきて、その日を「土用の丑の日」と呼んでいるのです。
また、十二支は、年を数える以外にも、方角や月、日にち、時間を数えるのにも使われます。
なので、実際のところ、「土用の丑の日」というのは、今風に言うと「7月27日」と同じ意味になるのですよ。
ちなみに、もともと「丑の日」というのは、田畑を耕す牛を休ませる日でもあったようです。
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土用の丑の日はいつから始まった?その始まりや起源とは
「土用」とは、4つの季節の移り変わりに、設けられた18日(または19日)の期間のこと。
また「丑の日」は、土用の期間に周って来る十二支の干支のひとつで、日にちのようなもの。
ここまでは、簡単な意味や由来について紹介してきました。
ここからは、もう少し深く、その事について触れていきながら説明していきます。
「土用」は、中国の「五行思想(五行説)」が起源になっています。
これは、「この世にあるものすべてが木火土金水(もっかどこんすい)の5つで成り立っている」という中国の古くからの考えです。
例えば、方角なら、
- 東→「木」
- 南→「火」
- 中央→「土」
- 西→「金」
- 北→「水」
例えば、人間が感じる味覚であれば、
- 辛さ→「木」
- 塩辛さ→「火」
- 苦さ→「土」
- 甘さ→「金」
- 酸っぱさ→「水」
という具合です。
それでは、土用の丑の日に関係する「季節」に、この五行説に当てはめるとどうなるのでしょうか?
- 春→「木」で植物が盛んに伸びていく季節
- 夏→「火」で燃えるように暑い季節
- 秋→「金」で金属のように冷えていく季節
- 冬→「水」で水のように冷たく停滞する季節
このようになります。
しかし、あれ?
春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」と当てはめていくと…
「土」のひとつだけが余ってしまってませんか?
そこで、昔の中国の人はこう考えたのです。
「一年間の日数を五行説で等しく分けよう!」と。
というわけで、各季節の移り変わりの期間に「土用」を振り分けたのです。
ちなみに、この考え方は「すべての季節に等しくある」という、土ならではの性質が由来しています。
また、土は「命を育てること」と「死んだものが還(かえ)る」という2つの異なる性質があります。
春と夏、夏と秋など2つの異なる季節の間に「土用」を入れることで、古い季節から新しい季節を静かに交代させる役割になると考えられたんです。
このように昔は、今のように「1月~12月」というのではなく、「木火土金水(もっかどこんすい)」の5つが使われていました。
そのため、昔の中国の日付は、「今日は木用の○○日だ」という少し分かりづらい言い方をしていたのです。
もちろん、「今日は土用の○○日だ」という言うことも。
その○○日には、十二支が使われていて、「今日は土用の丑の日だ!」というのが、年に4回の季節ごとにありました。
特に、夏土用の時期は、暑さがとても厳しくて夏バテしやすい季節。
日本にも奈良時代の頃から、夏の暑い時期には栄養のある物を食べて夏バテをしないようにという風習があります。
昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、「土用蜆(しじみ)」や「土用餅」、「土用卵」などが好まれていました。
そして、江戸時代になると中国から伝わった「土用の丑の日」という暦が、取り入れられるようになったというわけです。
ところで、「土用の丑の日」というと、「夏土用」が一番有名ですよね。
でも、立春直前の「冬土用(寒の土用)」も、季節の移り変わりとしては大切な時期です。
立春の前日と言えば、「節分(せつぶん)」があります。
節分では、春を迎える前に「厄払い」として豆まきをしますよね。
それと同時に、夏の土用の丑の日と同じように、冬の土用の丑の日にも精の付くものを食べて、風を引かないようにもしていたんです。
土用の丑の日に「うなぎ」を食べるのはどうして?
もともと「うなぎ」は、昔から「栄養のある食べ物」として、食べられていました。
しかし、うなぎは、昔も高級食材だったので、一般庶民は頻繁に食べることはできませんでした。
なので、「う」が付く食べ物や「黒い」食べ物が縁起が良いと言われていた丑の日には、うなぎ以外の食材を代用していたようです。
※ うなぎ以外の食べ物については、
- 【衝撃】土用の丑の日はうなぎ以外の食べ物でも大丈夫!代用品を使った節約レシピを紹介
こちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
では、なぜ土用の丑の日に、一般庶民もうなぎを食べるようになったのか?
うなぎを食べるようになった理由には、いくつかの説があります。
まず、よく言われているのは、江戸時代の「平賀源内(ひらがげんない)」説。
有名な発明家であり、実業家でもあった平賀源内は、馴染みのうなぎ屋の主人に、次のような相談を受けました。
「夏はうなぎの旬ではないし、うなぎを食べる客が少ない。どうすればうなぎの売れ行きが良くなるのか?」
そこで、平賀源内が提案したうなぎが売れるようにするアイデアが…

「本日土用の丑の日」という看板をうなぎ屋の店の前に置くこと。
うなぎは「う」が付き、色も「黒い」食べ物なので、土用の丑の日に食べるのが縁起が良いと教えたのです。
物知りの平賀源内が言うことならば、間違いはない…と、次々に他のうなぎ屋も真似をして広まっていきました。
似たような説として…
江戸時代の狂言師(きょうげんし)「太田南畝(おおたなんぽ)」説があります。
太田南畝も、「神田屋」といううなぎ屋に頼まれて、「土用の丑の日に鰻を食べると病気にならない!」という内容の狂言を行いました。
その狂言を見に来たお客さんの口コミで、「土用丑の日にはうなぎ」と広まっていったそうです。
また、その他の説として…
「春木屋善兵衛」という鰻屋が、大名から多くの鰻の蒲焼の注文を受けました。
そこで、「子の日」「丑の日」「寅の日」と3日間かけて、注文を受けた鰻の蒲焼を作ると…
「丑の日」に作った鰻の蒲焼だけが、傷まずに美味しくできたそうです。
そのことから、「鰻の蒲焼は丑の日に作るのがいい!」ということになり、広まっていったとか。
このように、土用の丑の日に、うなぎを食べるようになったきっかけは、いくつかの説があります。
今と同じように、値段が高いけれど、美味しいうなぎを、昔の人たちも食べたかったのでしょうね。
うなぎは高級食材ですが、やっぱり土用の丑の日には夏バテ防止のためにも食べたくなりますから^^
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土用の丑の日に食べる「うなぎ」にはこんな凄いパワーが!
日本の夏は、蒸し暑くてどうしても食欲がなくなってきますよね。
手軽に疲れを取るには、栄養ドリンクやサプリメントもいいですが…
やっぱり、きちんとした食事で体にいい栄養を取りたいと思いませんか?
それなら、土用の丑の日に是非とも「うなぎ」を食べてみてください。

例えば、うなぎを2/1匹分たべると、成人男性が1日に必要としている「ビタミンA」の量を摂取することができます。
「ビタミンA」には、のどや鼻などの粘膜を強くして、体に細菌が入るのを防ぐので、免疫力を高めてくれる働き。
また、抗酸化作用もあり、皮膚の酸化を防いで、アンチエイジングにもいいそうです。
こんな風に、うなぎは凄いパワーが秘められた食材なのです。
どんなふうに体にいいのかがわかると、もっと美味しくうなぎを食べることができませんか?
そこで、ここでは、知られざる「うなぎの栄養」について紹介します。
① 疲労回復
「ビタミンA」は、体の免疫力を高めてくれるので、疲労回復にもいい栄養です。
その他には、疲れの素となる炭水化物を代謝させる「ビタミンB」が含まれています。
ビタミンBが不足すると、疲れやすくなり、免疫力も低下します。
さらに、風邪などの感染症にもかかりやすくなってきます。
② 血液をサラサラに
血液がドロドロで、流れにくい状態になると、脳梗塞や心筋梗塞などが心配ですね。
そこで、うなぎに含まれる「ビタミンE」や「EPA」という栄養が活躍してくれます。
悪玉コレステロールを取り除き、血液をサラサラな状態にするので、生活習慣病の改善にもなります。
中性脂肪も分解してくれるので、動脈硬化予防にもなるそうです。
③ 貧血予防
うなぎには、「鉄分」や「カルシウム」といったミネラルが含まれています。
貧血になると、栄養分や酸素がうまく体中にいきわたりません。
血液中の栄養分や酸素を運ぶ赤血球を作るには、鉄分が必要です。
また、骨を強くする体内のカルシウムを、より効率よく吸収できるようにする「ビタミンD」も含まれています。
うなぎ1匹に、カルシウムとビタミンDの両方が含まれているので、うなぎはとてもすごい食べ物。
だから、年齢とともに心配になってくる「骨粗しょう症」の予防にもなるそうです。
④ 美肌と美髪
年を取るとコラーゲンが減少して、肌の弾力性が少なくなります。
肌に潤いがなくなり、しわの原因になってしまいますよね。
そこで、うなぎの皮の周りに含まれる「上質なコラーゲン」が活躍!
ビタミンEには、老化を進める活性化酸素を中和する働きがあり抗酸化作用もあります。
※ うなぎの日焼け効果については、
- 曇りの日でも紫外線が強い理由は?日焼け対策にサングラスと日傘は必須アイテム!
こちらの記事でも紹介しています。
このようにうなぎの栄養について詳しく知ると…
昔からうなぎが体にいい食べ物として、土用の丑の日に食べられた意味がよく分かる気がします。
夏痩せや夏負けと言われていた言葉が「夏バテ」に変わっても…
やっぱり、うなぎは栄養満点の食べ物で、土用の丑の日にはぜひ食べたいですよね^^
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土用の丑の日に行きたいうなぎ屋の名店老舗店から最新版のお店5選
土用の丑の日が近づくと、どのうなぎ屋の店先からも、うなぎを焼く香ばしいいい匂いがしてきます。
「うなぎは匂いを食べる」とも言われるので、うなぎの匂いに自然と食欲がそそられる!
ところで、うなぎには、いろいろな食べ方があるって知ってました?
一般的な食べ方は、うなぎを開いて頭と骨を取り除いた身の部分を串に刺して、甘辛いタレを付けて焼く「蒲焼」。

うなぎを白焼きにしてから、蒸してたれを付けて本焼きしますが、関西では蒸さずにそのまま焼くようです。
なので、関東風の蒲焼は、身が軟らかくフワッとしていて、関西風は身がプリプリだそうですね。
蒲焼の他には、うなぎの内臓を使った「肝吸い」や「肝焼き」、背びれを使う「ひれ巻き」なども有名です。
うなぎの骨を唐揚げにして、食事の前菜やおつまみに出すお店もあります。
本当にうなぎは、どの部位もすべて食べることができるので、栄養満点の食べ物です。
ここでは、今年の土用の丑の日に行きたいオススメのうなぎ屋を厳選した5選を紹介します。
【竹葉亭(ちくようてい)】江戸前流の背焼きしたうなぎと割烹料理の店
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竹葉亭は、江戸時代末期に東京で創業した老舗のお店です。
関西式がうなぎを開いてそのまま焼くのに対して、竹葉亭の焼き方は「江戸前流」
江戸前流とは、白焼きしたうなぎを一度蒸して焼く方法です。
蒸すことで身も皮もやわらかくなり、うなぎの風味は残したまま余分なうなぎの脂が抜け、低カロリー。
さらに、創業以来から使っている秘伝のタレを何度もつけてうなぎを香ばしく焼き上げています。
日本の四季の恵みを生かした上品な割烹料理もおすすめです。
本店は東京ですが、分家として大阪あべのハルカス店や阪急ホテルでも美味しいうなぎが食べられます。
【うなぎ三好(みよし)】静岡県伊豆から東京へも出店した絶品のうなぎ店
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うなぎ三好は、創業50年余りの老舗のうなぎ料理専門店です。
もともと猟師をしていた先代が、漁に出るときに使っていた蒸し竈(かまど)で炊いたご飯と天然物の鰻を出していました。
現在は三島から買い入れたうなぎと天然物の両方を使っていますが、炭火でじっくりと焼き上げたうなぎが大人気。
また今でも、蒸し竈で炊き上げたご飯が評判を呼び、東京の人形町に支店を出すまでに…
静岡県の本店では、松崎町辺りにした手に入らない「だるまいか」の料理に隠れファンが大勢いるそうです。
【うなぎ飛揚(ひよう)】おすすめはひつまぶしとうなぎ丼リーズナブルな価格の店
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岐阜県可児(かに)市のうなぎ専門店「飛揚」は、地元の人から愛されている名店です。
お店の一押しは、名古屋名物でもある「ひつまぶし」。
ひつまぶしは、木製のおひつにうなぎのタレを混ぜたご飯を入れて、その上から細かく切ったうなぎをのせる食べ方です。
薬味に海苔やワサビを添えて、お吸い物の味を付けた出汁で、最後のしめはお茶漬けにしても美味しい!
上質なうなぎが丸々1本入ったうな丼が、2900円とお客さんにやさしいリーズナブルな価格を提供している店と人気です。
【うなぎ馳走八嶋(やしま)】関東風の蒲焼が絶品の予約がなかなか取れない人気の店
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うなぎ馳走八嶋(やしま)は、山梨県の韮崎(にらさき)市にあるうなぎ専門店です。
関東風の蒲焼は、ふんわりと柔らかくジューシーなのに、身がしっかりとしている絶妙な蒸し加減。
さらに、蒸したうなぎを炭火でじっくりと焼き上げているので、皮はパリパリとしています。
うなぎ料理の他に、小鉢や吸い物、サラダ、香の物、デザートまで付いてくるコース料理がリーズナブルな価格で食べられます。
いつも予約で一杯ということなので、忘れないうちにできるだけ早めに土用の丑の日の予約を!
【うなぎ屋主水(もんど)】馴染みやすい和洋風の雰囲気でうなぎ料理を楽しめる店
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静岡県富士市にあるうなぎの専門店です。
うなぎのメニューは、すべて静岡吉田産の大きなうなぎを使っています。
「お客様にはお腹一杯いになって帰ってもらいたい」というお店のモットーで、ごはんはいつでもおかわり自由。
お店自慢の絶品のうなぎのタレで、うなぎがなくても、ごはんを何倍でも食べられそうです。
また、すべてのうなぎ料理の最後にあっさりとしたお茶漬けもついています。
子供のお客には、茶わん蒸しとデザートのサービスも^^
以上、日本各地にあるうなぎ専門店の中から厳選した5店を紹介しました。
どのお店も、こだわりのうなぎ料理が食べられそうなお店なので、機会があれば行ってみてくださいね。
最後に、宮崎県で有名なうなぎ専門店といえば…
宮崎県西都市にある「うなぎの入船(いりふね)」。
※ 「うなぎの入船」については、
- 宮崎でおいしいうなぎが安心して食べられる店「入船」って知っちょる?
- 入船VS鰻楽 宮崎で食べるならどっちの「うなぎ」が美味しい?
うなぎの生臭さが全くなく、肉厚で上質なうなぎをいつでも食べられ、うなぎのタレも絶品です。
個人的に、ちー婆(ばぁ)は、うなぎ料理に付いている「呉汁(ごじる)」と「お漬物」も大好き!
宮崎県を訪れることがあったら、ぜひ西都市の「うなぎの入船」にお立ち寄りください。
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いつ?!忘れやすい土用の丑の日に確実にうなぎを食べる方法
毎年、土用の丑の日には「うなぎを食べる!」と意気込んでいても…
気づいたら過ぎていた、なんてことありませんか?
実は、土用の丑の日は、春夏秋冬の移り変わりごとに「4回」あるので、夏限定にしなければチャンスは4回!
しかし、一般的に多くの人がうなぎを食べる「夏土用の丑の日」に、やっぱりうなぎを食べたいですよね。
では、どうすれば忘れずに土用の丑の日に、うなぎを食べることができるのか?
まずは、自宅のカレンダーや手持ちの手帳など、日ごろからあなたが目にするものに、土用の丑の日の日付の部分に、大きな印をつけておきましょう。
「〇」でも良いと思いますし、日付を真っ赤に塗りつぶしても良いですし、「うなぎのイラスト」なんかを描いておくのも効果的です。

うなぎのイラストを一緒に描いておくことで、ただ印を付けるよりも、印象に残りやすいので。
他には、仲の良い友達同士で、土用の丑の日にうなぎを食べるランチやディナーの約束をしておくのも良いでしょう。
自分1人だと、仕事が忙しかったりすると、どうしてもいつが土用の丑の日なのか忘れてしまいますから。
誰かと一緒に食べる約束をしておけば、自分が忘れてしまった場合でも、相手が教えてくれますよね。
できれば前もって、うなぎ屋さんに食事の予約を入れておくと安心でいいかもしれません。
お店によっては予約時間になっても来店していない場合、連絡をしてくれる所もあるので。
また「うなぎをお店で食べる時間がない!」という人には…
竹輪(ちくわ)や蒲鉾(かまぼこな)などの水産加工品で有名な「紀文」のオンラインショップで注文するのもアリです!
いつだったか忘れていても、土用の丑の日には、ちゃんと自宅までうなぎが配達してもらえるので安心。
口コミでも評判な「紀文」が扱っているうなぎは、鹿児島産のうなぎです。
冷蔵パックのうなぎは、生臭いという印象がありますが、紀文は生臭くなくて美味しいと人気です。
蒸しを強く入れ、脂分を程よく抜いたあとに、タレをからめてしっかりと焼き上げています。
この紀文独特の方法で作られたうなぎの蒲焼は、調理して時間がたっても、やわらかさが続きます。
うなぎの食べ方も、オーブントースターでホイル焼きにしたり、お湯で温めるだけという手軽さです。
また、最近だとコンビニでも手軽に美味しいうなぎが食べれます。
おすすめなのは、「ローソン」の土用の丑の日シリーズ。
昨年の土用の丑の日メニューをいくつか紹介すると、
■新潟コシヒカリおにぎり(九州産うなぎ)税込み298円
九州産のうなぎを使い、ふっくら香ばしく焼いた蒲焼を、うなぎタレが混ざったご飯で包んだおにぎりです。
■おいなりさん(九州産うなぎ)税込み280円 白ごまを混ぜ込んだ酢飯の中央に、刻んだうなぎがトッピングされています。 いなり寿司の皮は、枕崎産かつおだしと利尻産昆布だしの旨味たっぷりでジューシー。
■カルビーポテトチップスうなぎの蒲焼味65g税込173円 ローソン限定うなぎの味ポテトチップスです。 香ばしくて美味しい、うなぎの蒲焼風味のポテトチップスを、パリパリとした食感で楽しめます。 このポテトチップスを使って、家でうな丼風にアレンジした食べ方も隠れた人気。 |
手軽に食べられるコンビニ食は、土用の丑の日がいつなのか忘れていても、慌てずに購入できるので便利ですよね。
でも、ローソン土用の丑の日限定商品なので、数に限りがあったり、売り切れの場合も…
馴染みのコンビニがあれば、予約注文しておいてもいいかもしれませんね。
ローソン限定の「九州産うなぎ蒲焼重」や「うな玉太巻き」などは、6月から店舗予約が始まるのでお忘れなく!
最後に、ちょっと変わった土用の丑の日を過ごしたい人には…
日本でも有数のうなぎ産地の浜松市にある「うなぎいも王国&カフェ」で、「うなぎ芋カレー」を食べてみませんか?
「うなぎ芋」は、普段捨てられるうなぎの頭や骨などを肥料にして、栽培されたさつま芋のことです。
浜松市は、浜名湖のうなぎで有名ですが、数百年前から続くさつま芋の栽培もしています。
そこで、うなぎとさつま芋を合わせた商品がないかと考えられたのが「うなぎ芋」。
今では、うなぎの栄養がたっぷり入った美味しいうなぎ芋の加工品が、地域の活性化に貢献しています。
そんなうなぎ芋と季節の野菜がたっぷり入ったカレーが食べられるのが「うなぎいも王国&カフェ」。
カレーは、デビルチキンカレーなど香辛料がたっぷり入ったカレー専門店「lalaカレー」を使っています。
スリランカのカレーが土台のlalaカレーは、とっても辛いそうですが、その辛さがクセになる人もいるとか。
また、甘いうなぎ芋と一緒に食べると、味がマイルドになり美味しいそうですよ。
食欲のない夏土用の丑の日に、ちょっと刺激的なカレーを食べる予定をいれると、いつなのかを忘れないかもしれませんね。
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【まとめ】土用の丑の日はいつ?由来と意味やうなぎ名店の紹介について
毎年微妙に日にちが違いますが、今年の土用の丑の日は「7月27日(土曜日)」です。
「いつだったかな?」と今年こそは、忘れてしまわないように…
土用の丑の日の意味や由来も、日程と一緒に記憶に残してくださいね。
でも万が一、7月27日という夏土用の丑の日を忘れてしまっても…
次の秋土用の丑の日が「10月31日(木曜日)」、2020年になって最初の冬土用の丑の日が「1月23日(木曜日)」です。
秋や冬のうなぎのほうが、冬眠をするために栄養をたっぷり取っているので、脂がのって美味しいという事もあるので。
土用の丑の日には、薬草を入れたお風呂にのんびり入って疲れを取るという「丑湯(うしゆ)」の風習もあります。
今年は美味しいうなぎを食べて、慌てずにゆっくりとお風呂も楽しむ土用の丑の日になるといいですね。