ちー婆(ばぁ)ちー婆(ばぁ)

こんにちは、ちー婆(ばぁ)です^^

「土用の丑の日」と言えば、炭火でキツネ色に焼き上げた「うなぎ」を食べるのが定番ですよね。

でも、実は、土用の丑の日には「うなぎ以外の食べ物でもいい」って知っていましたか?

「う」が付く食べ物や、「黒色」の食べ物は、うなぎと同じように縁起がいい食材なんです!

 

って、いきなり言われても…

どんな意味があるのか、それがなぜなのか、ちょっと気になる部分ありますよね。

というわけで今回は、土用の丑の日に食べるうなぎ以外の食べ物について、その意味や理由、また、代用品を使った家計に優しく美味しい節約メニューを紹介します。

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土用の丑の日に食べるうなぎ以外の食べ物!「う」が付く食べ物と「黒」の食べ物って?

「土用の丑の日」の食べ物と言えば…

「うな重」や「うな丼」など、うなぎを使った食べ物が、すぐに思い浮かびますよね。

 

うなぎを焼く甘辛い醤油の香ばしい香りに誘われて、つい買ってしまった、なんて事もよくあること。

でも、最近は、うなぎが世界的にも希少だということで、ますます値段が高くなっています。

なかなか、簡単に「土用の丑の日だからうなぎを食べよう!」ということができませんよね。

 

そこで、ちー婆(ばぁ)。

土用の丑の日にうなぎの代わりになる食べ物が、他にないのかと調べてみることに。

すると、「う」の付く食べ物と、「黒」の食べ物が、縁起が良いことがが判明したんです!

 

ここでは、「うなぎ以外の食べ物」が良いとされる理由や意味を紹介します。

まずは、「う」が付く食べ物から紹介していきます。

うなぎ以外に「う」の付く食べ物の代表は?

■うどん

夏バテで食欲がない時でも、消化吸収がよく、疲れた胃や腸にやさしい食べ物。

うどんは、冷たく冷やしても、温かくても、のど越しがいいので食べやすいですよね。

 

■瓜(うり)

胡瓜(きゅうり)/西瓜(すいか)/南瓜(かぼちゃ)/苦瓜(ゴーヤ)など夏が旬の食べ物。

水分やカリウムが豊富で、暑い夏に体内の余分な熱を冷ましたり、失われやすい塩分や水分の補給もしてくれます。

 

■梅干し

昔から「番茶梅干し医者いらず」などと言われる体にいい食べ物。

梅干しには、クエン酸が豊富に含まれているので、夏バテ防止や疲労回復になります。

 

■うずらの卵 

中国では昔から滋養強壮にいいと言われている食べ物。

特に土用の時期に生まれた卵は「土用卵」とも呼ばれて、縁起物とされています。

卵のビタミンB1とビタミンB2は、うなぎの倍もありますよ。

 

■牛肉

牛(ぎゅう)を「うし」と呼べば「う」が付く食べ物。

スタミナがあって、種類によっては、うなぎよりも値段が安く、料理のメニューも広がります。

土用の丑の日に「う」の付く食べ物が良い理由や意味

日本では昔から、夏の「土用の丑の日」の期間は、夏バテを防ぐために体にいいものを食べる「食い養生(くいようじょう)」という習慣がありました。

「食い養生」というのは、消化や栄養のことなどを考えて、食事によく気を付けることです。

夏の暑い日は、食欲がなくなり、体力も落ちてしまいますよね。

そこで、栄養価の高いうなぎは、「土用の丑の日」に、好んで食べられていました。

 

例えば…

日本で一番古い文書「万葉集」に、大伴家持(おおともいえもち)が、次のような歌を詠んでいます。

「石麻呂(いしまろ)に われもの申す 夏痩せに 良しというものぞ 鰻捕り取り食せ(むなぎとりめせ)」

引用:NHKテキストview

 

この歌は、夏痩せしている石麻呂に「鰻は夏痩せにいいというから捕って食べたら」と勧めたという意味です。

 

しかし、いくら栄養価が高くて、体にいいと言っても…

うなぎは、一般庶民にとって値段が高い高価な食べ物で、簡単には食べることができませんでした。

そこで、考えられたのが…

 

「土用の丑の日」の「丑(うし)」の「う」の字にちなんだ食べ物を食べること。

 

「丑」の「う」に合わせて、文字のあたま(一文字め)に「う」が付く手軽な食べ物で、暑い夏を乗り切っていました。

「う」の字が付く食べ物を「土用の丑の日」に食べるという風習は、一般庶民から生まれた知恵です。

今でも「う」が付く食べ物は、「土用の丑の日」の行事食として、各地で食べられています。

 

次に、「黒色」の食べ物について紹介します。

うなぎ以外の「黒色」の食べ物の代表は?

■うなぎ以外の黒い魚

鯰(なまず)/鰌(どじょう)/鯉(こい)/黒鯛(くろだい)など。

この中では、特に鯰(なまず)が、土用の丑の日のうなぎの代用として注目されています。

 

■黒い貝類

栄螺(さざえ)/蜆(しじみ)など。

蜆(しじみ)を食べる習慣は「土用しじみ」とも呼ばれ、うなぎよりも古くから食べられていました。

 

■黒い野菜

黒豆/黒ゴマ/黒砂糖/牛蒡(ごぼう)/茄子(なす)など。

黒い野菜は、旬でなくても一年中食べられるものばかりですね。

 

■黒いお菓子「土用餅」

「土用餅」とは、土用の丑の日に食べるお餅のことです。

宮中で夏に無病息災を願う縁起物として、昔から食べられていたのが起源。

初めは、団子入りの味噌汁を食べるという風習でした。

 

それが、江戸時代中期頃から「土用入りの日」に、餅を小豆あんで包んで食べる「あんころ餅」に…

そして、宮中で始まった風習が、庶民の間でも広がっていきました。

暑い夏でも、甘いものを食べると元気が出ますよね^^

土用の丑の日に「黒色」の食べ物が良い理由とその意味

日本には、昔から多くのことわざがあります。

食べ物に関することわざで「夏負けしたくなかったら、黒いものをとれ」というのも、その中のひとつです。

ちー婆(ばぁ)は、初めて聞いたことわざですが、聞いたことがある人もいるのでは?

また「土用の丑の日」に「黒い」色素を持つ食べ物を取ると、暑い時期でも、元気に過ごせるという言い伝えも。

 

では、なぜ「黒」がいいのかというと…

その理由のひとつに、古代中国の神様「玄武(げんぶ)」が関係しています。

 

中国には、東西南北それぞれの方位を守る神様がいて「玄武」は、「丑の方角(北北東)」の神様です。

「玄武」の「玄(げん)」は、か細い糸という意味の「幺」に「なべぶたかんむり」が付いた文字。

そこで、「玄」とは「か細い糸がほんの少しだけ見える」という意味から、ほとんど見えない闇夜の「黒色」を表しています。

 

ところで、古来中国では、国の方向性や吉兆を占う「亀卜(きぼく)」に、亀の甲羅が使われていました。

なぜ亀の甲羅を使ったのかというと、北(丑)の方位を守る「玄武」が、亀の姿をした神様だったから。

さらに、北を司る神「玄武」は、北の方位にあるという冥界と現世を行き来することができました。

このように「玄武」は、他の神様よりも特別な力を持った神様として、人々の間で深く信仰されていたのです。

 

ということで…

 

昔の人々は、北(丑)を司る黒い亀の姿をした神「玄武」の「黒」のパワーを取り入れようと、「土用の丑の日」に「黒」の食べ物を積極的に食べるようになったのです。

そして、「夏負けしたくなかったら、黒いものをとれ」ということわざで、今も伝えられています。

土用の丑の日に食べる「黒」の食べ物は、きちんとした意味のある行事食なんですね。

土用の丑の日にうなぎ以外の食べ物を食べてもいい理由とは?

土用の丑の日には「う」が付く食べ物や「黒」の食べ物も、うなぎ以外に食べてもいい理由や意味が少しわかりましたか?

それでは、なぜ「土用の丑の日にはうなぎを食べる!」という風習が、ここまで広まったのでしょうか。

 

もちろん、「うなぎ」は、「う」の字も付くし、色素も「黒」の食べ物。

そして、夏バテする季節に食べると、元気が出る栄養価も高い食べ物ですが…

 

実は、土用の丑の日に、うなぎが広く食べられるようになったのは、「江戸時代」になってからと言われています。

理由のひとつとして、江戸時代の有名な発明家「平賀源内(ひらがげんない)のアイデア」という説があります。

 

平賀源内は、暑い夏の日に、行きつけのうなぎ屋から…

 

「旬でない夏は、うなぎの味が落ちて、蒲焼にしても売れない。うなぎが売れるような何かいい方法はないだろうか?」

 

と、相談されました。

 

そこで、平賀源内が出したアイデアは…

「本日、土用の丑の日」と書いた大きな看板を店先に出してみることでした。

 

実は、平賀源内は、土用の丑の日に「う」が付く食べ物を食べると、縁起がいいという風習を知っていたのです。

 

「本日、土用の丑の日」という聞きなれない言葉が書かれた看板に興味を持った江戸の人々。

多くの人が思わず立ち止まって、「土用の丑の日」と「うなぎ」の関係を知りたがりました。

そして、物知りの平賀源内が言うことなら、間違いないということで、人々は、そのうなぎ屋に殺到しました。

 

それから、他のうなぎ屋も「これはいいうなぎの売り方だ!」と真似をするようになったようです。

このようにして、「土用の丑の日はうなぎを食べる」という風習が生まれ、現在でも続いています。

 

ということは…

土用の丑の日に「うなぎ」を食べるのは、消費者がうなぎ屋の宣伝に、うまくのせられたってこと?!

もともとは、「う」が付く食べ物ならば、「うなぎ」でなくてもよかったわけですよね。

 

みんなが食べているから何となく…という理由で、値段が高いのに「うなぎ」を食べているあなた!

確かに「うなぎ」は、夏のスタミナ食で暑さを乗り切れる食べ物ですが…

うなぎ以外で「う」が付く食べ物、または「黒」の食べ物でも、十分に縁起がいいのです。

土用の丑の日の本当の意味も考えて、夏の暑さを乗り切る行事食も食べたいですね。

土用丑の日は7月なのにうなぎの旬は夏じゃない?!

「土用の丑の日にはうなぎを食べよう」と、昔うなぎ屋が夏の時期に宣伝し、多くの人が食べるようになりました。

だから、今でも「うなぎの旬は夏だ」と思う人が、多いようです。

でも、実際のうなぎの旬というのは、「夏」ではなく、「秋から冬」にかけての時期。

 

「天然のうなぎ」というのは、水温が下がり始める10月ごろから、冬眠に備えて栄養を蓄える習慣があります。

秋から冬にかけて、しっかりと餌を食べ、12月からの冬眠中は、餌を全く食べません。

なので、うなぎが一番脂がのって美味しいのは、冬眠をする前の「秋から冬」というわけです。

 

そのなかでも特に、産卵のために川を下りだす「下りうなぎ」が美味しいと言われています。

そして、うなぎは、冬眠から覚めて5月ごろから活動を始めます。

その頃のうなぎは、冬の間何も食べていないので、やせ細っています。

そこから、徐々に餌を食べて、脂がのってくるのは、早くても8月以降です。

 

ということは…

天然のうなぎの場合、夏の「土用の丑の日」は、まだ「旬のうなぎではない」ということになります。

そこで、一年中美味しいうなぎが食べられるようにと考えられたのが「養殖うなぎ」でした。

 

現在食べられている養殖のうなぎは、天然のうなぎの稚魚(子供)である「シラスウナギ」を育てたものです。

うなぎの完全養殖は、まだ試験段階で、その費用も高額なため実用化の段階までには至っていません。

海で生まれたうなぎは、ほぼ一年間海で生活して、体長約5センチ程度の「シラスウナギ」になります。

そして、大きくなった「シラスウナギ」は、沿岸に向かって群れになり泳ぎ始めます。

 

こうして沿岸にやってきた「シラスウナギ」を捕獲して、養殖場で大人になるまで育てていきます。

養殖のうなぎは、需要が高まる土用の丑の日に合わせて、餌の量や水温を調節して育てられます。

だから、天然のうなぎなら旬でない6月から8月の「夏」が、養殖のうなぎでは、生産量が増え旬になるのです。

 

ここでは、うなぎの「旬」について紹介してきましたが…

最近のうなぎは、食べる消費者によって「旬」が作られているのかもしれないと思いました。

消費者が「土用の丑の日にはうなぎを食べる」という風習に縛られないこと。

そして、自然の節理に沿ってうなぎを食べることが、「絶滅危惧種」と言われるうなぎを守ることにもつながるのではと思います。

 

土用の丑の日だからといって、旬でない「うなぎ」を食べなくても…

うなぎ以外の縁起のいい食べ物で、夏バテを乗り切るパワーを付ければ、大丈夫なんです!^^

【うなぎに関係する参考記事】

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  • 宮崎でおいしいうなぎが安心して食べられる店「入船」って知っちょる?

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土用の丑の日に食べよう!うなぎ以外の食材を使った節約メニュー

江戸時代に広まった「土用の丑の日にうなぎを食べる」という風習は、そもそも、それまではなかった日本の文化です。

だからこそ、「絶対にうなぎを食べなければならない!」というわけでもないのです。

また、土用の丑の日の本来の意味からすると、うなぎ以外でも美味しくて縁起の良い家計にやさしい食べ物もあります。

 

そこでここからは、夏バテに効果的で、土用の丑の日に食べる、うなぎ以外の食べ物をふんだんに使った料理(メニュー)をご紹介します!

「う」が付く食べ物のアレンジメニュー

■さっぱりスタミナうどん

■材料(4人分)

  • うどん 400g
  • 牛肉 250g
  • きゅうり 2本
  • カボチャ 4分の1
  • うずらの卵 4つ
  • みりん 大さじ2
  • 料理酒 大さじ2
  • しょうゆ 大さじ4
  • 砂糖 大さじ2
  • 梅干し 適量

 

■作り方や手順

1.牛肉を油で炒め、色が変わったら、合わせておいた調味料で味付けする。

 

2.きゅうりは、千切りにする。

 

3.カボチャは、薄く切って、ラップで包み電子レンジ600Wで加熱する。

 

4.うどんを沸騰したお湯で茹で水で冷やす。

 

5.どんぶりに、うどんを入れて上から牛肉、きゅうり、カボチャを盛り付ける。最後に、うずらの卵を割り入れ、小さくつぶした梅干しを添える。

 

「う」が付く食べ物を全部で6つ食べることができる贅沢な「さっぱりスタミナうどん」。

ボリュームも満点ですが、キュウリや梅干しが入っているので、最初から最後までサッパリと食べられます。

うどんに、薄味の出汁を入れて、具材をのせると、もっとのど越しがよくなりますよ。

「黒」の食べ物アレンジメニュー

■茄子のうなぎそっくり丼

■材料(4人分)

  • 茄子(なす) 4本
  • みりん 大さじ4
  • 料理酒 大さじ3
  • しょうゆ 大さじ4
  • 砂糖 大さじ4
  • 錦糸卵(きんしたまご) 卵3個

 

■作り方の手順

1.茄子のヘタを切り落として、皮をむく。

2.茄子にラップをまいて、電子レンジ600Wで、3分加熱する。

 

3.蒸した茄子の粗熱が取れたら、縦半分に薄く切り目を入れて開く。

 

4.フライパンにサラダ油を引いて、茄子に焼き色が付くまで焼く。

 

5.合わせておいた調味料をフライパンに入れて、中火にして焦げないようにひと煮立ちさせる。

 

6.卵に塩を適量加えて混ぜ、フライパンで薄焼き卵を作り、細かく切って錦糸卵にする。

 

7.どんぶりにご飯をつぎ、上から茄子、錦糸卵、刻みのりを盛り付ける。

 

茄子の皮にも栄養があるので、むかずに使ってもいいですが、噛み切りにくいので少し食べにくくなります。

また、調味料で煮詰めるときは、焦げやすいので、中火以下でじっくりと…

 

どちらのアレンジメニューも、「う」の付く食べ物と、「黒」の食べ物を使った縁起のいい絶品メニュー。

おまけに、家族全員分作っても、うなぎに比べると断然値段は安く、立派な1食分の献立になります。

今年の土用の丑の日は、うなぎ以外の食べ物を使って、家計に大助かりの節約レシピを作ってみてくださいね^^

【土用の丑の日】うなぎ以外の食べ物を使って節約メニューを楽しもう!

今回は、土用の丑の日に代用できるうなぎ以外の食べ物を紹介しました。

日本には長い歴史から「土用の丑の日にはうなぎ」という風習が根付いています。

もちろん、うなぎは美味しくて栄養があって、土用の丑の日に食べる意義のある食べ物です。

 

だから、初めは「うなぎ以外の食べ物?」と戸惑うかもしれません。

でも、土用の丑の日の意味やうなぎを食べるようになった歴史を知ると…

「うなぎじゃなくてもいいんだ!」とちょっとホッとしませんか?

だって、うなぎって、やっぱり値段が高い食べ物ですからね。

 

日本では、四季それぞれの旬の食べ物があり、その恵みをいただくことができます。

夏の土用の丑の日なら、夏が旬の食べ物からパワーをもらえばいい…

そうすることが、家計にも自然にもやさしい食事になるのではないかなと思います^^

 

「土用の丑の日にはうなぎ」という固定観念にとらわれず…

「うなぎ以外の食べ物」を取り入れて、行事食の意味を話しながら食事を楽しめるといいですね。

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