ちー婆(ばぁ)ちー婆(ばぁ)

こんにちは、ちー(ばぁ)です。

「ひな祭り(桃の節句)の食べ物」というと、ひな壇にも飾ってある「ひし餅」をイメージしませんか?

でも、どうして、ひし餅の色は「赤(桃色)・白・緑」の3色なのでしょうか。

この色が使われている由来や意味を考えたことは?

 

甘いものが大好きな、ちー婆(ばぁ)は、スイーツ系のひな祭りの食べ物を毎年楽しみにしています^^

でも、行事食である「ひし餅」の由来や意味までは知らず…

最近気になって調べてみたことがきっかけで、初めて本当の由来や意味を知ることが出来ました。

ということで今回は、ひし餅だけではなく、ひな祭りで食べる機会が多い3つの食べ物の由来や意味について紹介していきます。

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ひな祭りの食べ物に込められた由来と意味とは

日本には「節句(せっく)」と言われる、季節の節目ごとに行われる行事があります。

中国から伝わった「五節句」が、日本の節句の由来だと言われています。

そして、節句の日に、季節ごとの「食べ物(行事食)」を食べることで「無病息災」を願うという意味が込められています。

 

五節句は、中国で縁起が良いとされる奇数の数字の月にあります。

具体的には…

 

■1月7日

  • 行事名:人日(じんじつ/七草(ななくさ)の節句
  • 食べ物:春の七草がゆ

■5月5日

  • 行事名:端午(たんご)/菖蒲(しょうぶ)の節句
  • 食べ物:柏餅(かしわもち)

■7月7日

  • 行事名:七夕(たなばた)/笹(ささ)の節句
  • 食べ物:そうめん

■9月9日

  • 行事名:重陽(ちょうよう)/菊(きく)の節句
  • 食べ物:秋の味覚(栗やナス)

 

どの節句の名前をみても、季節の植物や花の名前が使われていたり、行事の食べ物にも季節の食材が使われていますね。

そして、五節句のひとつ、3月3日の「ひな祭り」も…

「桃の節句」や「上巳(じょうし)の節句」とも言われていて、こちらもやはり、縁起物の食べ物(行事食)を食べて祝います。

【ひな祭り(桃の節句)の食べ物】 「ひし餅」の由来や意味って?

ひな祭りの食べ物(行事食)の中でも、一番目立つものと言えば…

ひな壇にお雛様たちと一緒に飾ってあるひし形で3色の餅、そう、「ひし餅」!

 

そもそもの「ひし餅」の由来は、もともと「中国で食べられていたお餅」からきています。

古来中国では、季節の旬な植物などを食べ、エネルギーをもらい邪気を払う、という風習がありました。

そこで、3月の初めの巳(たつ)の日「上巳(じょうし)」に、母子草(ははこぐさ)が入ったお餅を食べていました。

「母子草」とは、春の七草のひとつとして知られている「ゴギョウ」のことです。

 

現在のひし餅には、「ゴギョウ」の代わりに「ヨモギ」を使って緑色のひし餅を作っていますが…

中国からひし餅が伝わった時には「母子草」を使うと、「母と子」を餅について入れるみたいで縁起が悪い!

そう思われていて、現在のように、香りのよい春の植物「ヨモギ」が、地域によってひし餅の着色に使われるようになったのです。

 

しかし、中国から伝わったときに食べられていたひし餅は、「緑色」の1食のみ。

実は、江戸時代になって「菱(ひし)の実」が入った白い餅も加わったことで、2色のひし餅になったのです。

 

「菱の実」は水辺に咲く植物で、秋になると茶色の固い殻で覆われます。

実の中に入っている果肉は、白くて調理をすると、栗のような味の食べ物です。

ちなみに、「ひし餅」の名前の由来は、「菱の実」の「ひし」からという説もあるようです。

ひな祭り(桃の節句)の食べ物 ひし餅の「色」にも由来と意味がある!

それでは次に、ひし餅の「色」についての由来や意味について紹介します。

中国から伝わったひし餅には、もともと「母子草(ははこぐさ)」が使われていましたが…

縁起が悪いという理由から、日本では、同じような春の植物で、香りのよい緑色をした植物「ヨモギ」を使うようになりました。

 

でも、どうして、春はたくさんの植物があるのにも関わらず、「ヨモギ」を使うようになったのでしょうか?

 

緑色のヨモギは、寒い冬をじっと耐え、たくましい「生命力」を持つという由来で使われています。

その由来から、ひな祭りでは「健康を祝う」という意味を表しています。

また、ヨモギは独特の強い香りも持っている植物なので、「厄除け」の意味としても使われているそうですよ。

 

それからしばらくして、江戸時代になった頃、緑色だけだったひし餅に、新たに「白色」のひし餅も加わりました。

つまり、「1色から2色になった」という事ですね。

 

その時、白色の餅の材料になったのは「菱の実」。

この菱の実には、「子孫繁栄」や「長寿」という意味があり、縁起の良い食べ物だと言われています。

一説によると、繁殖力が高い菱の実を食べて、長生きした仙人もいたのだとか。

 

実際、菱の実は「血圧を下げてくれる」という働きもあって、健康にも良い食べ物なんだそうです。

また、開花のときに咲く「白色の花」は、ひな祭りを祝う「清く純粋」なイメージも表しています。

 

最後に、現在のひし餅のように「赤(桃)色」が加わったのは、明治時代に入ってからのこと。

「赤(桃)色」は、昔から「魔除け」の意味があると言われている色です。

ひし餅の着色で使われている「くちなしの実」は、現在も使い続けられています。

ひし餅だけでなく、時には、栗きんとんなどのレシピにも、使われている「実」ですよね。

 

くちなしの実には、解毒作用もあるので、魔除けの意味で使われることには納得します。

さらに、赤や桃色のひし餅が、華やかでおめでたい「ひな祭りを祝う」イメージにピッタリ!

こうして、ひし餅は、3月3日の「ひな祭り」で女の子の成長と幸せを祝う3つの色になりました。

 

また、ひし餅は、それぞれの色をあわせて「早春の風景」を表しているとも言われています。

 

■赤(桃)色

  • 桃の花のように春の花が咲く様子

■白色

  • まだ所々では、白い雪が残っている様子

■緑色

  • 雪の下から芽を出す新しい植物の芽の様子

 

日本ならではの「美の世界」が、小さなひし餅の色に創られているなんて、素敵だと思いませんか?

ひな祭り(桃の節句)の食べ物 ひし餅の「形」の由来と意味は?

餅は普通、丸い形や四角い形をしていますよね。

それなのになぜ、ひし餅の形は「丸」や「四角」ではないのでしょうか?

 

ひし餅の形は、ひな祭りという行事の食べ物だから特別に「ひし形」なのか?

丸や四角の形よりも、明らかに作るときの手のかかる「ひし形」は、大変ですよね。

でも、ちゃんと、ひし餅の形が「ひし形」であるのにも由来や意味があったんです。

 

  • ひし餅に使われる菱の実の形がひし形だから
  • ひし形は、広々とした大地を表す形だから
  • ひし形は、人間の心臓を表す形だから

 

特徴的な形をしている「ひし餅の形」には、このように地域によって、様々な由来や意味があるようです。

ちなみに、歴史的にも平、安時代にはお正月の鏡餅も「ひし形」だったと言われています。

ひし形という形に込められた意味は、いろいろと深いようですね。

 

ひし餅は、英語で「Hishimochi(Diamondo-shaped rice cake)」と、その形を表現しています。

ダイアモンドの形もひし形なので、ひし餅の神秘的なイメージも一緒に伝わりそうですね(笑)

 

ところで、ひな祭りでひし餅を食べるとき、どうやって食べていますか?

鏡餅などは、刃物で切ると縁起が悪いから、割って食べる…何て言われてますが。

ひし餅の場合は、ひし形の角に厄除けの意味があるので、角から食べると健康に過ごせるという由来もあります。

また、角から食べて、ひし餅を丸くしていくと、「角を立てずに丸く過ごせる」という意味もありました。

 

ということで…

ひし餅の場合は、ひし形の餅をちぎったり、切ったりしても大丈夫だそうです^^

 

半分に切って、焼餅にしたり、お雑煮やうどんに入れて煮込んだりというレシピもいいですね。

小さくちぎったひし餅をぜんざいに加えたり、乾燥させて油で揚げて、雛あられにも!

その他にもいろいろなレシピに活用して、縁起の良い「ひし餅料理」を楽しみましょう^^

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【ひな祭り(桃の節句)の食べ物】 「雛あられ」の由来や意味って?

ひな祭りの代表的なお菓子と言えば「雛あられ」。

女の子のお菓子なので、色も鮮やかで甘くて、とってもおいしいですよね。

 

そんな雛あられの起源は…

ひな祭りの由来である平安時代の「ひいな遊び」というものからです。

「ひいな」とは、紙で作った小さな人形のことで、子供の女の子の遊び道具だったもの。

 

その人形「ひいな」と、当時の生活用品をまねして作ったおもちゃで遊ぶのが「ひいな遊び」です。

今でいえば、子供の女の子がする「ままごと遊び」のようなものなのかも。

江戸時代になると女の子は、人形を「ひなの国見せ」と言って、外にも持ち出すようになりました。

当時は、人形を持ち歩いて、いろいろな場所を見せてあげるという風習があったそうです。

 

そんな時に、おやつとして作られたのが「雛あられ」!

外に出かけるときに、途中で食べることができる食べ物こそ「雛あられ」の由来だったのです。

 

雛あられは、3つの色が使われたお菓子ですが、ひし餅を砕いて作ったものだとも言われています。

縁起物のひし餅を使った雛あられは、大切なひな人形と一緒に食べるデザートだったのです。

 

雛あられは、その形から英語で「Hina-arare(Tiny ball shaped rice cracker)」と言われます。

直訳すると、かわいらしい小さなボールの形をした餅菓子。

英語だと、雛あられの由来までは伝わらないけれど、何となく見た目の様子は伝わってきますよね^^

ひな祭り(桃の節句)の食べ物 雛あられの「色」にも由来や意味があった!

ひし餅の色と同じように、雛あられの色ひとつひとつに意味が込められています。

雛あられは、日本の4つの「季節」を色で表していると言われるひな祭りのお菓子です。

 

■緑色の雛あられ(=春)

「緑色の雛あられ」は、春に芽を出す「樹木」の色。

 

■赤または桃色の雛あられ(=夏)

「赤(桃)色の雛あられ」は、すべての生物や植物が活発になる「生命」の色。

 

■黄色の雛あられ(=秋)

「黄色の雛あられ」は、植物が「紅葉」していく色。

 

■白色の雛あられ(=冬)

「白色の雛あられ」は、雪に覆われた「大地」の色。

 

四季を通して、ひいな遊びを楽しんでいた女の子たち時代の様子が、今も伝わってくるようですね。

ひな祭り(桃の節句)の食べ物 雛あられにも「関東」と「関西」で違いがあるって知ってた?

今では、全国どこでもひな祭りのお菓子として食べる雛あられ。

でも、実は、日本の東の地域と西の地域では、雛あられの味や形が違うそうです!

宮崎県に住む、ちー婆(ばぁ)は今まで、京都を代表する「関西」、日本の西側の雛あられを食べていたようです。

そして今日まで、それが「全国どこでも同じものだ」と思っていました(笑)

 

【ひな祭りについての参考記事】

  • ひな祭りイベント(桃の節句) 必見!宮崎県西米良村の飾りびな&手作りひな人形

ひな祭りイベント(桃の節句) 必見!宮崎県西米良村の飾りびな&手作りひな人形

 

京都や大阪などの「関西」の雛あられは、1㎝くらいの大きさで、丸い形の「おかき(餅菓子)」です。

そのおかきは、醤油味や塩味に、少し砂糖を加えた「甘辛い味」の食べ物。

 

一方で、東京や千葉などの「関東」の雛あられは、というと…

ポップコーンのようにお米の粒を破裂させて作る「ポン菓子」。

そのポン菓子に砂糖がたっぷりと使われているので「とっても甘い味」の食べ物。

 

ちー婆(ばぁ)は、関西と関東で違った雛あられがあると知ってから…

言われてみれば、お店にも2種類の雛あられが売られているな~と改めて思いました(笑)

そして、そういえば関東の雛あられも買って食べたひな祭りの年もあったなあ~と…

東と西で、味や形に違いがありますが、どちらの雛あられも美味しいからいいんです!^^



【ひな祭り(桃の節句)の食べ物】「ちらし寿司」の由来や具材の意味は?

これまで、ひな祭りの代表的な食べ物「ひし餅」と、ひな祭りのお菓子「雛あられ」について紹介しました。

それでは、3つ目のひな祭りで食べる「食事」と言えば…

ちー婆(ばぁ)は、母が作ってくれていた「ちらし寿司」を思い出します。

 

いろいろな具材が、混ぜられていて、黄色い卵や桃色のでんぷんを乗せたちらし寿司。

とてもきれいで、豪華なひな祭りの御馳走(パーティーメニュー)でした。

「ちらし寿司」は、ひな祭りきっての定番メニューの食べ物ですよね。

 

まずは、「ちらし寿司の由来」から紹介します。

 

そもそも「すし」とは、「酢飯(すめし)」の「め」が抜けて、「すし」または「酢し」が語源です。

現在使われる「寿司」というのは、京都で生まれた縁起を担いだ「当て字」だそうです。

「寿司」という漢字を2つに分けると、「寿(ことぶき)」を「司(つかさど)る」になりますよね。

 

そういう理由から、昔から何かお祝いをするときの食べ物として「寿司」が好んで作られていたそうです。

当然、3月3日のひな祭りの時も、女の子の成長や幸せを祝うお祝いの日なので「寿司」を食べていました。

しかし、今のような「ちらし寿司」ではなく、平安時代に伝わった「なれ寿司」を使ったのが由来です。

 

「なれ寿司」とは、酢を使わずに魚をごはんと一緒に発酵させた食べ物で、今のお寿司の元になります。

しかし、もともとは、山の多い地域の保存食として作られていたのが「なれ寿司」です。

 

魚を発酵させて、酸味を出し、ごはんに載せただけなので、見た目がきれいではなく…

魚を発酵させた独特の匂いもありました。

そのため、江戸時代になると「なれ寿司」ではなく、「ばら寿司」を食べる風習が生まれました。

 

「ばら寿司」は、酢飯の中に具材を混ぜ込んである寿司のことです。

さらに時がたつと、見た目がもっと華やかに見えるように、具材を上に飾るようになったのです。

ひな祭りは、女の子のお祭りなので、春らしく華やかな食べ物の「ちらし寿司」の方がいいですよね。

英語でも「Chirashi-zushi(Scattered sushi)」と紹介され、「scatter」が「まき散らす」という意味です。

 

ということで…

「なれ寿司」から「ばら寿司」、「ばら寿司」から「ちらし寿司」。

これが、ひな祭りの食事の定番「ちらし寿司」の由来です。

 

次に、ちらし寿司に使われる「具材」の意味について、いくつか紹介します。

 

■エビ

エビは茹でると鮮やかな桃色に変わり華やかです。

また、エビの腰が曲がっているように、腰が曲がるまでも「長生きに健康」で、という意味。

 

■レンコン

レンコンは、中央に穴が開いた野菜です。

穴をのぞくと向こう側が見えて見通しがいい。

なので、「将来の見通しもよく幸運に恵まれる」という意味。

 

■豆

お正月の食べ物にもよく使われる食べ物です。

健康で「まめに」働けるようにという語呂合わせ的な意味。

 

他にも、ちらし寿司にはたくさんの具材を使います。

たくさんの具材を使うことが、「一生食べ物に困らないように」という意味も込められています。

ちなみに、ちらし寿司と一緒に、いただく食べ物として「ハマグリ」のお吸い物がありますね。

 

ハマグリは、ひとつの貝が対になっていて、他の貝殻では、ぴったり合いません。

このことから、ハマグリは「一生1人の人と仲良く夫婦として過ごせるように」という願いで使われています。

ハマグリの由来を考えると、ひな祭りならではの食べ物だなと思いませんか?

まとめ【ひな祭り(桃の節句)の食べ物】ひし餅/雛あられ/ちらし寿司の由来や意味について

今回は、「ひな祭りの食べ物ベスト3 ひし餅/雛あられ/ちらし寿司」の由来や意味について紹介しました。

ひな祭りの由来を調べていると、子供を想う願いが、食べ物にたくさん込められていることが分かりました。

 

現在は、季節の変わり目をあまり感じないほど、慌ただしく毎日が過ぎていきますよね。

でも、一年を通して「節句」と言われる季節の節目を、昔から大切にしてきた日本だからこそ…

「ひな祭り」という女の子の成長や幸せを願う行事が、平安時代から長い時間をかけて、今に受け継がれているのかなと思います。

 

縁起物のひし餅や雛あられ、ちらし寿司を食べながら、どんな由来や意味があるのかを子供に話すことも、ひな祭りの祝い方^^

ちー婆(ばぁ)も、今年のひな祭りは、今までとちょっと違ったひな祭りを祝いたいと思います。

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