生活

ホタテの仲間【ヒオウギ貝】カラフルな色の貝殻と美味しさの秘密!

[char no=”2″ char=””]こんにちは、ちー婆(ばぁ)です。[/char]

ホタテによく似た「ヒオウギ貝」をスーパーで見つけました。

貝殻の色が鮮やかで、地味な魚コーナーの中で特別に目立っていました。

 

もちろん「ヒオウギ貝」という名前は、知りませんでしたが…。

でも、ホタテと同じように大きな貝柱があり、味もおいしいらしい…。

 

そこで今回は、冬から春が旬の「ホタテによく似たヒオウギ貝」について調べてみました。
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ホタテと同じ大きな貝柱があるヒオウギ貝 おすすめの食べ方は?

ヒオウギ貝の特徴は「着色料で色付けをしたの?」と思うような派手な色の貝殻です。

とてもきれいな貝殻ですが、食べることに関しては、ちょっと戸惑うかも?

 

でも、珍しい物は、何でも食べてみたいと思うちー婆(ばぁ)。

初めてスーパーで見つけた、大分産のヒオウギ貝を家で調理してみました。

 

大きさはホタテ貝よりも、ちょっと小さめの10㎝から12㎝くらい。

ヒオウギ貝の貝殻の隙間から、ホタテにあるような大きい貝柱が見えます。

 

ヒオウギ貝の鮮度が高いうちは、この貝柱が刺身として食べられるそうです。

でも、ちー婆(ばぁ)は、生の魚介類を食べると時々お腹が痛くなってしまいます。

なので、ヒオウギ貝を加熱して食べることに…

 

一番簡単な食べ方は「蒸し焼き」かなと思ったので…

フライパンにヒオウギ貝を入れて、フタをして蒸し焼きにしました。

 

貝柱が結構大きいので、じっくりと時間をかけて焼いたほうがいいみたいです。

時々、ヒオウギ貝の様子を見ながら、10分くらい蒸し焼きに…

 

貝殻が開いたようなので、ヒオウギ貝を取り出してみます。

 

ヒオウギ貝は、ホタテよりも小さいけれど、味はホタテよりも甘くて濃厚だと言われています。

ちー婆(ばぁ)は、ホタテを何度も食べたことがありません。

なので、正直なところ味の違いが、あまりよくわからないかも…?

 

今回は、初めて食べるので、何も味付けをしないノーマルのヒオウギ貝を試食してみました。

すると…魚介類が苦手なちー婆(ばぁ)にも食べやすい、とてもやさしい味でした。

 

他の食べ方では…

お好みですが、少し醤油やレモンなどをかけても、さっぱりとして美味しそうだと思います。

バターで蒸し焼きにしても、もっと濃厚なヒオウギ貝の味を楽しめそうです。

 

焼き方を工夫すれば、パスタやお好み焼きの具に入れてもいいかも。

ヒオウギ貝のレシピは、工夫次第でまだたくさんありそうですね^^

 

ちなみに、ヒオウギ貝は、主に貝柱を食べますが、その他の部位も美味しくいただけます。

 

ただし、「ひも(貝ヒモ)」と呼ばれる外側の部位は、しっかりと加熱した状態で食べる必要があります。

また「うろ」と呼ばれる緑色の部位は、貝毒がたまりやすいので、下処理などの注意が必要だそうです。

 

とても美味しいヒオウギ貝だけれど…

ちー婆(ばぁ)のような魚介類アレルギーの人は、食べ方に気を付けないといけないようですね。
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ホタテによく似たヒオウギ貝 鮮やかな貝殻の理由と名前の由来は?

ヒオウギ貝が他の貝と違うのは、何と言っても「鮮やかな貝殻の色!

天然色でこんなにきれいな色の貝は、あまり見かけませんよね。

 

目立つので、海の中では敵からもあっという間に見つけられて、食べられてしまうのでは?

それとも、派手な色が保護色になって、敵からは不気味な色すぎて食べるのを躊躇されるとか?

 

ちなみに、ヒオウギ貝は、水深20mくらいまでの浅瀬に生息しています。

そして、水中に隠れる大きな岩の上に、しっかりと足糸でくっついています。

 

だから、危険が迫ってもホタテのように2枚の貝殻を上手に使って、泳いで逃げることができません。

 

では「なぜヒオウギ貝の貝殻はオレンジや紫など色鮮やかなの?」

 

結論から言うと…

ヒオウギ貝の鮮やかな色の理由は「まだ解明されていない」そうです。

 

ヒオウギ貝が食べる餌に関係しているのかもしれないという説も…

例えば、「鮭」の体が桃色なのは、餌とするエビの色が関係しているそうですよ。

 

ところで、天然で獲れるヒオウギ貝の貝殻の色で、一番多いのが「オレンジ色」全体の7割。

そして「赤色、黄色、紫色」のヒオウギ貝が、それぞれ1割ずつです。

 

貝殻の色は、個体によって決まっていて、遺伝的に受け継がれているそうです。

養殖のヒオウギ貝は、きれいな色の貝を選んで人工的に卵をふ化させ、鮮やかな色を残していきます。

 

鮮やかな色のヒオウギ貝殻は、ランプシェードなどの飾り物や器などお土産としても人気です。

 

次に「ヒオウギ貝」という名前の由来について。

まず、ヒオウギ貝の「ヒ」は…

ヒノキ(桧木・檜木)の「ヒ」。

 

ヒオウギ貝の「色」とヒノキの樹皮の色が、似ていることから名づけられました。

天然のヒオウギ貝は、ほとんどが褐色(茶色)です。

 

ヒノキは、花粉も飛びますが、加工がしやすく日本人好みの良い香りがする木です。

現在でも、高級木材として幅広く使われています。

昔も、建物や小物を作るのに、よく使われていました。

 

加工しやすいので、ヒノキを薄い板にして束ねて作る「扇(おうぎ)」も作られていました。

今なら、扇子(せんす)と言うほうが、わかりやすいですよね。

 

ということで…

ヒオウギ貝の「形」が広げた「扇」のように見えたので「オウギ」貝。

 

ヒノキの「ヒ」と「扇」の「オウギ」を合わせて、「ヒオウギ貝(檜扇貝)」になりました。

昔の人は、個性的な貝の色や形をよく観察して、上手に名前を付けたものだと思いませんか?
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ホタテと旬も似ているヒオウギ貝 生産地や値段も同じなの?

ホタテの一番の旬といえば、寒い冬ですよね。

温かい鍋やシチューの食材としても、ホタテは人気があります。

 

ヒオウギ貝も、秋の終わりから春にかけてが旬ですが、やはり寒い冬が一番美味しいようです。

逆に、産卵期が4月から5月頃なので、産卵後の夏や水温も上がる夏は身が小さくなるそうです。

 

では、ヒオウギ貝もホタテと同じ寒流が通る冷たい日本の東北部の海で獲れるのかというと…

ヒオウギ貝は、暖かい南日本側の海で獲れるので「南のホタテ貝」とも呼ばれています。

 

地図的に言うと…

関東地方の南東部、房総(ぼうそう)半島から南の沿岸に生息しています。

 

有名な生産地(養殖地)は…

  • 愛媛県の愛南(あいなん)町

 

愛南町では、貝殻も加工品としてお土産に売られています。

貝殻の美しさから贈り物としても重宝され、お歳暮の時期には、たくさん出荷されるそうです。

 

その他は…

  • 三重県の志摩(しま)市
  • 高知県の香南(こうなん)市
  • 大分県の佐伯 (さいき)市
  • 熊本県の天草(あまくさ)

で養殖されています。

 

天然のヒオウギ貝は、とても少なく、一般的に売られているのは、養殖のヒオウギ貝がほとんどです。

そういえば、ちー婆(ばぁ)が、スーパーで買ったヒオウギ貝は大分産でした。

 

ちなみに地域によって「ヒオウギ貝の呼び方」が、いろいろと違っています。

例えば…

  • 見た美しさから「虹色貝(にじいろがい)」
  • 焼くと貝が開いたり閉じたりする様子から「アッパッパ貝

などなど。

 

それぞれの地域で同じ貝を扱っているのに、方言みたいで面白いですよね。

 

最後に、ヒオウギ貝の気になるお値段について。

ヒオウギ貝も、ホタテと同じように、生息地や養殖されている場所が「限定」されています。

 

だから、東日本よりも西日本の方が、手軽にスーパーなどで手に入りやすいようです。

ホタテは、東日本側の方が手に入りやすいので、ヒオウギ貝と反対ですよね。

 

また、一般的に魚介類は、生での保存方法がとても難しく、ヒオウギ貝も冷凍が一番いい保存方法。

生で食べたいときは、楽天など通販の方が、便利で安いかもしれません。

 

季節や場所によって違いますが、だいたいの相場は「1㎏が2500円ぐらい」だそうです。

まだ新食材のヒオウギ貝ですが、興味がある方は一度食べてみるのもいいかなと思います。
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まとめ ホタテによく似た「ヒオウギ貝の秘密」について

今回は、色鮮やかな貝殻に魅了され、つい買ってしまった「ヒオウギ貝」について紹介しました。

 

ちー婆(ばぁ)は、偶然にヒオウギ貝と出会いましたが、生産地や名前の由来などを調べて楽しかったです。

ただ、一番気になった「貝殻の色」については謎のままですが…

 

ネットで何でもわかる世の中、ちー婆(ばぁ)は、謎のままの生物があることも面白いと思います。

ちなみに、ヒオウギ貝の貝殻は、我が家の植木鉢の飾りに使っています^^

 

「人間は食べることが一番大切」どこかで聞いたことがあるセリフ?

 

【参考】

  • NHK朝ドラ「まんぷく」大阪にある日清食品の博物館はホントに楽しめる?

カップヌードルミュージアムの感想を大公開!大阪にある日清食品の博物館はホントに楽しめる?

 

食べることが大好きな、ちー婆(ばぁ)。

なので、これからもいろいろな食材との出会いを楽しみにしています。

 

鮮やかな貝殻で包まれ、中身はホタテのような大きな貝柱を持つヒオウギ貝。

「いい出会い」でした^^

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