秋になるとむかご探しができるので散歩がもっと楽しくなります。
むかごはスーパーでも買えますが、散歩途中に探してみると意外と見つかるんですよ。
むかごの簡単で美味しい食べ方と言えば、むかごご飯。
その他にもバター炒め、塩茹で、素揚げといろいろな食べ方がありますよね。
美味しいむかごをいつも食べることができたらと思い…
今年は庭でプランター栽培に挑戦してみることにしました。
ということで、今回は「むかご」の美味しい食べ方と「むかご」の栽培について紹介します。
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この記事の目次
「むかご」の美味しい食べ方 むかごご飯レシピの紹介
一度食べるとクセになる「むかご」。
味はちょっとほろ苦いけれど…
山芋のような微妙な粘りあり、料理するとホクホクした食感に!
シンプルに塩茹でしても、他の野菜と一緒にかき揚げして食べても美味しいです。
ちー婆(ばぁ)は、むかごをバター炒めにして、仕上げに少し醤油を垂らす食べ方が好き。
むかごは、お湯で茹でずに電子レンジを使っても、簡単においしく食べられます。
とにかく「むかご」は、いろいろな食べ方ができる、すてきな食材です。
でも…ちょっと見た目が奇妙な形をしていますよね。
「何これ?食べられるの?!」…と第一印象は悪いかも?

むかごの旬は、秋。
9月下旬から11月初旬ごろが収穫時期で、まさに秋の味覚の代表です。
零余子飯(むかごはん)という言葉が、晩秋の季語にもなっています。
最初は、「むかご!!??」と抵抗を感じるかもしれませんが…
美味しい新米も出始める季節に、まずは「むかごご飯」を作ってみませんか?
むかごご飯の作り方は、とても簡単です。
- 米
- むかご
- 塩
この3つが基本の材料。
それにあとはお好みで、「昆布などの出汁」を加えます。
ちー婆(ばぁ)は、いつも「米」「むかご」「塩」3つの基本材料だけで作っています。
それだけの材料でも、十分に美味しくて素朴な味のむかごご飯ができますが…
今回は「昆布」も使って、むかごご飯を作ってみました。
■ 材料
- 米2合
- むかご
- 塩小さじ2
- 昆布1枚
1.むかごを軽く水洗い

むかごは、ごぼうと同じような皮があります。
しかし、むかごの皮を包丁で剥く必要はありません。
気になる方は、すりこぎの中でゴロゴロと転がすと、余分な薄皮がとれます。
2.洗ったお米の中に2合分の水とむかご、塩、昆布の順に入れる。

塩を入れたら混ざるように、お米を箸でかき混ぜておくといいですよ。
昆布はそのまま1枚入れてもいいし、大きい時は半分に切ってもOK。
ちなみに昆布は、出汁が出てしまうので、水洗いしません!
ぬらした布巾やティッシュなどで軽く拭いて、表面の汚れを取るだけで使えます。
3.お米を炊く。

お米は洗ってすぐに炊けますが、しばらく(30分くらい)時間を置くとより美味しくなります。
ちー婆(ばぁ)は最近、電気炊飯器を使わずに、ガスコンロで鍋炊きしています。
炊飯器よりも短時間で、美味しく炊ける鍋炊きが気に入っています。
4.むかごご飯が出来上がり!

お米が炊きあがってもすぐに蓋を取らないで、少し蒸らすといいですね。
蒸らしたら、昆布は取り出して、全体をふんわりとかき混ぜましょう。
お茶碗についだ「むかごご飯」は、こんな感じ…

「昆布」の出汁が、むかごご飯にしみ込んで、もっと美味しい味になりました。
むかごご飯で使った昆布も小さく切ってご飯の上に載せて…
付け合わせは大根の味噌汁。
今日の朝ごはんの出来上がり!

むかごご飯を作ったので、お盆に乗せておしゃれな食べ方^^
朝からいい気分です。
【ご飯に関係のある記事】
- 電子レンジで美味しいごはん!
むかごは、ご飯に入れて炊かずに、別に塩茹。
そして、最後に混ぜるという食べ方もあります。
その時むかごの茹で汁は、お米の中に入れて炊くのがポイントらしいです。
次にむかごご飯を作るときは、違う食べ方を試してみたいと思います。
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「むかご」は自分でも栽培できる?初挑戦のプランター栽培
収穫時期の9月から11月にかけて、いつもたくさんのむかごを見つけます。
しかし今年は?
天候の影響か、いつもより量が少ないし、旬の期間も短いような気がします。
「むかごが採れないなら自分で作れば?」
ということで、むかごの栽培の仕方を調べてみました。
むかごは、ヤマノイモ(山芋)の蔓(つる)にできる丸くてコロコロした小さな実です。
枝分かれした蔓(つる)と蔓(つる)の付け根の部分に、小さな実ができます。

学名で「肉芽(にくが)」と呼ばれ、ヤマノイモ(山芋)の茎(くき)が大きく成長したものです。
一般的には、花が種になりますが、ヤマノイモ(山芋)は栄養繁殖器官の茎が「むかご」と呼ばれる種になります。
和名では「むかご」ですが、漢字で「零余子(むかご)」と書きます。
※ 「むかご」については以下の記事も参考にしてください。
- 山菜23種類まとめ!春が旬のこごみやコシアブラの特徴や美味しい食べ方は?
ヤマノイモ(山芋)の葉が黄色くなり始めるころ、成熟したむかごは蔓(つる)から地面に落ちます。
そして種としてそのまま地上で芽を出し、成長していきます。
むかごを見つけるポイントは、葉っぱの形と長い蔓(つる)があること。
ヤマノイモ(山芋)の葉は、かわいい「縦長のハート型」をしていて、表面につやがあります。
葉の先端は鋭くとがっていて、2枚左右に対になってハート型の葉が生えています。

ハート型の葉を見つけたら、蔓(つる)が伸びているかを確認しましょう。
蔓(つる)は上から見て反時計回りに巻いていますよ。
ところで、むかごを採るときに注意したいのが、「ニガカショウ(苦何首烏)」。
「ニガカショウ(苦何首烏)」のむかごは、苦味があり毒性があることも。
むかごの形が独特で、皮の半分がゴツゴツ、残り半分がツルっとした感じです。
蔓(つる)の巻き方も、上から見ると時計回り(右巻き)になっているので注意しましょう。
いつもなら採ってきたむかごは食べてしまうのですが…
今回は採集したむかご全部で約30個でプランター栽培に挑戦!

一番大きいむかごは2㎝くらいで…


小さいむかごは1㎝くらい。

大きいむかごの方がちゃんと発芽しそうな気がしたので、半分くらい選んでみました。

野菜や花専用の土をプランターに入れて、むかごを2列分並べます。

この中からいくつ芽が出てくれるのか、楽しみにしながら土を上からかけていきました。

自然に生えているむかごも、11月頃から成熟して地面に落ちていくので、種のまき頃としてはちょうどよいのかなと思います。
でも、むかごを栽培するのは初めてなので、どうなるか全くわかりません。
毎日水やりをして、これから観察していこうと思います。
まずは、芽がでてくれるといいなあ…
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見かけによらず栄養たっぷりの「むかご」の保存方法は?
「むかご」はヤマノイモ科ヤマノイモ属のヤマノイモ(山芋)や長芋などにできる小さな実。
種としての役目もあるむかごは、栄養豊富な食べ物です。
例えばアミラーゼという消化酵素が、食事の時の胃もたれや胸やけを助けてくれます。
特に「むかごご飯」など、でんぷんを含む炭水化物と一緒に食べるといいようです。
また鰻に多く含まれている成長ホルモンを活性化させるアルギニンも豊富に含まれています。
なので、むかごのことを「山のウナギ」とも言うそうですよ。
海外では「プチポテト」といって親しまれているとか…
見かけによらず栄養たっぷりのむかごですが、残念ながら秋限定の季節商品。

できれば、保存して一年中いつでも食べることができたらいいですよね。
むかごは、芋類と同じ扱いなので室温で保存ができますが、時間が経つほど乾燥してしまいます。
ジャガイモなんかもそのままにしておくと、芽が出てきたり、しわしわになってきたりしますよね。
採りたてのむかごの状態をできるだけ長く保ちたい場合は…
湿らせたキッチンペーペーなどにくるみ、袋に入れて冷蔵庫で保存します。
また、もっと長く保存したい場合は冷凍保存もいいようです。
採りたてが一番新鮮で美味しいですが、上手に保存して長く秋の味覚を楽しめるといいですね。
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まとめ 「むかご」の美味しい食べ方と「むかご」の栽培について
今回は、「むかご」の美味しい食べ方と「むかご」の栽培について紹介しました。
コロンとした形がかわいい「むかご」について、少し興味を持ってもらえましたか?

むかごは、北海道と青森で日本全体の収穫の8割が生産されています。
北海道と青森は、ヤマノイモ(山芋)や長芋の生産地なので、むかごが多く採れるのは納得です。
でも、散歩の途中などちょっと周りを見渡してみると、意外に身近な場所にひょっこりと姿を表すことも…
季節限定で、スーパーや道の駅や直売所などにも売られていることも…
また最近は、通販でも手軽にむかごを買うことができます。
むかごが手に入ったら、いろいろなむかごの食べ方を自分でアレンジしても楽しいと思います。
もしかしたら、一度食べたらむかごのクセになる美味しさに、はまってしまうかも?!
その時は、ちー婆(ばぁ)のように「むかごを自分で栽培してみたい!」と思うかもしれませんよ^^
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