CX-5やCX-3に続き発売されたマツダのCX-8。

3列目のシートが新しく追加され、これから「ファミリーカー」としての活躍に期待がかかる車でもあります。
つい先日、あき坊もCX-8の試乗に行って来たのですが、想像していた以上の広さと快適さに驚きました!(笑)
そこで今回はマツダCX-8の3列目の広さを他車と比較すると同時に、試乗で感じた乗り心地やシートの収納(格納)のしやすさについても話をしていきます。
言葉だけでは伝えきれない事もあると思うので、実際の写真も載せていこうと思います。
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この記事の目次
マツダCX-8 3列目の広さはどうなの?
今回、あき坊が試乗したのは「6人乗りのCX-8」です。
外国の車のようなガッシリしたボディーをしていて、内装的には「高級車でしょ!」と感じてしまうほど豪華。
2列目や運転席・助手席に関しては、一人用には十分過ぎる広さが確保されていて、長時間乗っていても疲れを感じさせない乗り心地をしていました。
で、本題の「3列目」はというと…

想像していたよりも空間が広く、1~2時間くらいなら余裕で乗っていられそうです!
ただし、175㎝のあき坊が座ると、天井と頭との間が2~3㎝程度しかありませんでした。
175㎝以上の人が3列目に乗る分には多少の窮屈感があるかもしれませんから、1時間くらいのドライブが限界になるかもです。
カタログ数字でCX-8の3列目の広さをみると、
- 座席シートの長さ(奥行き) 495㎜
- 座席シートの長さ(横幅) 500㎜
- 床から天井までの高さ 1,250㎜
こんな感じになっていたので。
ま、でも、天井と頭との間が2~3㎝くらいしかなかったのは背筋をピシッと伸ばして座ったときの話。
浅くリラックスした状態で座るのであれば、5~6㎝の隙間はありましたから。
座席の横幅としては、CX-8の3列目に「1人」で座るのには大きすぎな広さですし…
かと言って、大人2人で座ると今度は「少し狭いかな~」という気もします。
いや、別に座れないくらい窮屈ってほどでもありませんよ。
身長が高かったり、ガタイの良い人でない限り、全然座れる広さなのでその点だけは誤解しないでください^^;
それに、小さな子供が3列目に乗る分には広さの面では全く心配ありませんからね。
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CX-8と他の車種(ヴォクシー/ヴェルファイア/アルファード)の3列目の広さを比較
マツダCX-8の3列目の広さについての紹介が終わったところで、ここからは「他の車種」と「CX-8」を比較していきたいと思います。
それではまず、ファミリーカーとして人気の高いトヨタの「ヴォクシー」から。

3列目の広さをみてみると、
- 座席シートの長さ(奥行き) 450㎜
- 座席シートの長さ(横幅) 595㎜
- 床から天井までの高さ 1,400㎜
このようになっていて、CX-8よりも横幅が「約10㎝」、天井までの高さが「約15㎝」も大きいことが分かりました。
CX-8の3列目だと175㎝のあき坊が座ったとき、天井との高さがギリギリの状態でした。
しかし、CX-8よりも約15㎝高いヴォクシーの場合でいくと、大柄な人も乗れるスペースがあるので、身長を気にする必要はありません。
ただ、シートの奥行きを見ると約5㎝くらいCX-8のほうが広くなっているため、ゆったり座るのなら「CX-8」のほうがおすすめです。
では次に、トヨタの「ヴェルファイア」と比較をしていきます。

3列目の広さをみると、
- 座席シートの長さ(奥行き) 470㎜
- 座席シートの長さ(横幅) 690㎜
- 床から天井までの高さ 1400㎜
シートの奥行き以外ではCX-8よりも大きいことが分かりました。
この数字だけだと、「やっぱり3列目はヴェルファイアのほうが広いのね」と感じているかもしれません。
でも、よく考えてみてください?
CX-8は普通の車と比べるとある程度の値段はしますが、ヴェルファイアほどの高級車ではありませんよね。
そのような車が、高級車でしかも乗り心地がイイと言われるヴェルファイアの3列目の広さに10㎝くらいの差しか付けていない!
これがどれほど凄い事なのか、もう分かりましたよね?
3列目の広さ的には確かにヴェルファイアのほうが広いかもしれないですけど、コスパで見ると絶対に「CX-8」。
3列目の長さをとるか、それとも、値段をとるか。
最後はあなたの決断次第になってくるかと思います。
次は、LLクラスのミニバンで高級車のトヨタ「アルファード」との比較になります。

3列目の広さをみてみると、
- 座席シートの長さ(奥行き) 460㎜
- 座席シートの長さ(横幅) 680㎜
- 床から天井までの高さ 1,400㎜
このようになっていて、シートの奥行き以外はCX-8よりも大きいという結果になりました。
※ 参考記事
⇒アルファードのサイズ(寸法)に注目!や全長、幅は?他車との比較も!
もともと、アルファードは大型ミニバンとして設計された車種でもありますし、「長時間ドライブでも疲れにくい」というのが大きな特徴です。
ですが、アルファードにしてもCX-8にしても、3列目のシートは1列目や2列目と比べると明らかに狭くなっています。
ですから、もし長距離の移動をするにしても、3列目に乗車する人の体への負担を考えると、定期的な休憩は欠かせません。
となると、休憩を1~2時間に1回するのであれば、あき坊的にはCX-8の広さでもギリギリ問題ないと思います。
3列目の広さに関していうと、CX-8よりもヴォクシー、アルファード、ヴェルファイアのほうが空間広くなっていますが、「全然違う!」ってほどではありませんから。
試乗した限り、CX-8もかなり豪華な内装をしていましたし、乗り心地もアルファードやヴェルファイアと大きな違いはないのかなと、あき坊的には思っています。
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マツダCX-8 3列目の乗り心地はぶっちゃけどう?
あき坊は今回が初めてのマツダCX-8の試乗になりました。
3列目の乗り心地については、先ほどの繰り返しになりますが、思っていた以上の快適さに驚いてしまいました(笑)
特に、CX-8の座席シートのクッション性は最高です!
羽毛布団ほど「フワフワ」というわけではないのですが、硬くもなく、体にフィットする感覚です。
例えるなら、シートが体の触れているところだけを優しく包み込んでくれる感じ。
参考記事⇒マツダCX-8の乗り心地ってどうなの?運転席から後部座席までを詳しくレビュー!
正直、こんな体験は初めてなので、言葉で表現することのほうが難しいです(笑)
オフロード専門の車(ジムニーなど)にはないシートの感触だったので、初めての車なのにすぐその場所に居心地の良さを感じました。
おそらく、あき坊が今まで乗った車の中で一番の座り心地をしていますね、CX-8は^^
それもそのはず、営業マンさん曰く、CX-8の座席シートには「低反発のマット」が使用されているみたいなので。
道理で座り心地がいいはずですよね(笑)
ただ、3列目というだけあって、やはり多少の窮屈感は残ったままです。
これだけ聞くと「やっぱり所詮は3列目か…」と思ってしまいそうですが…
マツダCX-8には最高の座り心地が付いているので、3列目に狭さはあっても、その窮屈感を「座席のクッション性」がうまい具合にカバーしてくれています。
結果的に、あき坊はCX-8の乗り心地に大満足しているわけですから^^
※ また、「CX-8の2列目と比べてどうなの?」と感じている人は、
こちらの記事も読んでみてください。
CX-8の3列目はリクライニングや足元は狭いの?
CX-8の乗り心地をもう少しだけ詳しく話していきますね。
3列目のリクライニングに関していうと、座席や背もたれの広さに問題はありません。
足は伸ばせないものの、体を包み込んでくれるようなCX-8のシートのクッション性があるおかげで快適に過ごせていました。
3列目の足元に関しては、足のサイズが26.5㎝のあき坊の靴でも、スッポリ納まる広さがありました。
2列目の座席が通常の位置にあれば、28㎝くらいのまでの靴のサイズの人でも大丈夫かと思います。

ま、でも、足元は狭くないにしても、身長だったり体格だった関係してくるので、一概に言い切ることはできませんが…(笑)
ちなみに、CX-8の2列目を後ろに下げすぎてしまうと足元の様子はこんな感じになってしまいます↓

これだと、「足元が狭い!」と言っているどころの話ではありませんよね(笑)
身動きはとれず前のシートに膝は当たり、最悪な乗り心地になるだけですから。
2列目の席に座る人は、後ろに乗る人の事も考えながら位置を調整するようにしてください!
マツダCX-8の3列目シートの収納(格納)のしやすさは?
CX-8の試乗に行って来たあき坊は、3列目の意外な乗り心地の良さにも驚きましたが…
3列目シートの収納(格納)のしやすさにもビックリしました!
収納(格納)の仕方は超簡単で、「レバーを引っ張ってシートを倒す」。
これだけで色んなシートアレンジが出来るようになるのですからね。

収納(格納)の手順を詳しく紹介すると…
「レバーを引っ張る」という手順では、まず、3列目シートの後ろ部分にある「レバー」を見つける事から始めてください。
トランクを開けて、3列目シートの真正面に立ったとき、座席の「左下」と「右下」の2か所にレバーが付いているので。

※ 上の写真を拡大したもの↓

見つけたら今度は、そのレバーを「引っ張る」という動作をしていきます。
下向きに引っ張らなければいけなくて、少し硬いですが、グッと押してあげると背もたれが倒れ始めます。
少々硬いので、「ホントに折れないの?」と思うかもしれませんが、心配ないので安心してくださいね^^
そして最後、背もたれが倒れたら、3列目のシートを完全に倒してあげれば収納(格納)の完了です。

大きな荷物を入れたいとき、CX-8の荷室だけでは十分な広さがないので、3列目シートを倒してあげることで、荷物(9インチのゴルフバッグなど)も問題なく積めるようになりますよ。
あ、それから、「レバーを引っ張る」という動作は出来るだけ「大人」が行うようにしましょう。
子供でも問題ありませんが、小学生くらいの小さな子供だと、力の下限によっては「レバーが折れる」なんて事もあり得るので。
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最後にCX-8の3列目のデメリットを確認!安全性に注意しながら楽しい運転を
それでは最後に、CX-8の3列目の広さや乗り心地・収納(格納)についてまとめをしていきます。
CX-8の3列目の広さは、他の3列目の車種と比べてみても特に広いというものでもありません。
しかし、あき坊も感じたように、CX-8にはヴェルファイアやアルファードのような高級車並みの乗り心地があって、なおかつ、値段も比較的安いです。
その点から内装や値段のコスパから見ても、3列目がある車種の中では「CX-8」が一番ではないかと、あき坊は感じています。
ただ、いくらCX-8の3列目であっても、2列目ほど広さの余裕はありません。
大人2人が乗るのであれば、少し窮屈に感じられるかも。
子供が2人乗る分には十分な広さですし、問題なく乗っていられると思います。
しかし、3列目のデメリットして覚えておいてほしいのが、「後ろから追突されると安全性の確保が難しい」ということ。
後ろの席になればなるほど、衝撃のリスクが高くなるのは避けられません。
考えれば考えるほど、「3列目に子供を乗せるのは怖いなぁ」という気持ちになってくるはずですが…
そのような事はいつ何時起こるのかも分かりませんよね。
だからこそ重要なのは、未然の予防として、常に3列目に人が乗っていると思いながらCX-8を運転することではないでしょうか。
ファミリーカーとしての期待がかかるマツダのCX-8。
個人的に満足できる3列目の広さでしたので、あとは家族乗りでの使用時には安全性に十分注意しながら運転を楽しんでくださいね^^