生活

ハロウィンって何?由来や意味を知るともっと秋のイベントが楽しい!?

[char no=”2″ char=”ちー婆(ばぁ)”]こんにちは、ちー婆(ばぁ)です。[/char]

クリスマスの由来や意味は、何となく知っているけれど、『ハロウィン』は…

という方は、多いのではないでしょうか?

ハロウィンの由来やハロウィンで使うアイテムの意味などを知るともっと楽しめます。

ということで、今回は『ハロウィンpart1 いつ』に次いで、『ハロウィンpart2 由来や意味』について紹介します。
[quads id=1]

ハロウィンの由来 どこの国で始まったの?誰が初めてどんな意味があるの?

すっかり日本の秋のイベントに、定着しているハロウィン。

でも、どこの国から始まったのか…知っていますか?

 

ちー婆(ばぁ)は、アメリカだと思っていました!

日本に入ってくる海外のイベントは、アメリカから由来する…というような感じがしますよね?

 

でも、ハロウィンは、違います!

どこの国で、ハロウィンが始まったのかというと…

 

ハロウィンの発祥の国は、『アイルランド』です。

 

アイルランド…場所は、すぐに思い浮かびますか?

アイルランド(アイルランド共和国)は、イギリスの北西にある、北大西洋アイルランド島の6分の5を領土とする国です。

 

ちなみに、アイルランド島の北東部、残り6分の1は、北アイルランドとしてイギリスの領土。

イギリスと対立を続けたアイルランドは、1998年にイギリスから独立し、今ではもっとも住みやすい国の1つにも選ばれています。

 

アイルランドの首都はダブリンで、牧畜や農業が盛ん、スポーツはサッカーが有名ですね。

アイルランドには、紀元前265年ごろヨーロッパ大陸から、ケルト人が渡り始めます。

ハロウィンは、このケルト人の収穫の祭りから由来して始まりました。

 

ケルト人の一年の始まりは1月1日ではなく、11月1日からでした。

11月、12月、1月、2月、3月…と進むと一年の最後の日は、10月31日。

ハロウィンが10月31日なのは、ケルト人にとって、一年の最後という特別な日だったからです。

 

また、ハロウィンの夜は、日本のお盆のように、死者の霊が家族のもとを訪れたり、魔女や精霊たちが出てくる日だとも言われていました。

なぜなら、アイルランドは、収穫を祝うお祭りハロウィンの後、暗くて寒い冬の季節が始まります。

寒くて暗い冬の季節は、魔女や精霊が地上に訪れやすくなるとケルト人は、信じていたそうです。

 

ケルト人は、ハロウィンの夜に悪さをする霊や悪魔に、同じ仲間だと思わせ追い払うために仮面をかぶったり、仮装したりして身を守っていました。

その習慣が、引き継がれて、今でもハロウィンには、仮装をするというイメージが、残っていますよね。

ということで、ハロウィンは、『アイルランドに住んでいた古代ケルト人』の収穫のお祭りから由来して始まったものです。

 

その後、5世紀ごろから伝わったローマ・カトリック教の影響で、11月1日が諸聖人の日(All Haloweens Day 全ての聖人と殉教者を記念する日)になり…

クリスマスイブと同じように、その前夜祭10月31日が、All Haloweens Eveになり…

 

All Haloweensが『Haloween』に短縮されて、3日間も続くアイルランドの大切なイベントになりました。

さらに、キリスト教を信仰する国々に、ハロウィンは大きく広がり浸透していきました。

ハロウィンのカボチャの由来とカボチャを使う意味や飾る意味は?

ハロウィンといえば、中身をくり抜いて、外側に目や口を描いたカボチャのお化け。

 

オレンジ色のカボチャを使っていることが多いので、オレンジ色がハロウィンのテーマカラーにもなっていますよね。

野菜なら他にもいろいろとあるのに、カボチャが使わるのは、どんな意味があるのかというと…

 

収穫祭のお供えとして、日本でも芋類やカボチャが使われることは、よくあること。

ハロウィンが始まったアイルランドでは、カボチャではなく、カブが使われていたそうです。

ちなみに、今でもアイルランドでは、カボチャではなくカブが使われているそうですよ。

 

では、なぜカボチャがハロウィンで使われるようになったのかというと…

カボチャになったのは、ハロウィンがアメリカに渡ってからだそうです。

 

カブからカボチャになった理由は、アメリカではカボチャがたくさんあったから。

けっこう単純な理由ですよねー。

 

でも、ハロウィンのカボチャには『お守り』の意味もあります。

イギリスに伝わってから始まったカボチャを使った提灯(ちょうちん)は、ハロウィンの日に集まってくる悪霊から、守ってくれるお守りでした。

 

ハロウィンのシンボル的存在のお化けカボチャ提灯を、悪い霊を追い払うために、家の玄関の入り口に置くそうです。

日本でもお盆のときに、ろうそくを付けた提灯を玄関先に飾ったりしますよね。

 

また、カボチャを冬の冬至の日に食べると、風邪をひかないなんていうのも…

国は違っても、いろいろな災いから身を守りたいという気持ちは共通ですね。

 

【参考】ハロウィンに関する記事

  • ハロウィンはいつからいつまでのイベント?疑問を解決して秋の飾りつけも楽しみたい!

ハロウィンはいつからいつまでのイベント?疑問を解決して秋の飾りつけも楽しみたい!

その他のイベントについては、

こちらの記事も参考にしてください。

 

ところで、カボチャをくり抜いてお化けの顔にした提灯を英語では『ジャック・オー・ランタン』といいます。

ランタンは、英語で『lanten』提灯(ちょうちん)のこと。

 

『ジャック・オー・ランタン』については、こんな話が伝わっています。

昔、ウィルという口が悪くて、行いもよくない鍛冶屋の男がいました。

ウィルが亡くなって、死者の門に着いたとき、天国の門番である聖ペテロをだまして生き返ります。

 

しかし、生き返ってからも、全く反省せずに悪いことばかりしていました。

次に死んだ時には、ウィルは聖ペテロからの罰として、天国にも地獄にも入れてもらえず…

とうとう永遠に闇の中をさまようことになったそうです。

 

そんな時、ウィルをかわいそうだと思った悪魔が、地獄でゴウゴウと燃える石炭を、ひとつだけ渡してくれました。

このウィルの灯りは、時々この世からもうっすらと見えることがあり、その灯りを見た人たちの話から。

ウィル・オー・ザ・ウィスプ(will-O’-the-wispウィルの火の玉)と呼ばれたとか…

 

では、ジャックの意味は?

当時は、ジャックという名前が一般的に使われていたので、その名前に由来して『 ジャック・オー・ランタン ( Jack O’ lantern )』になったそうです。

 

なるほど、そんな話がハロウィンのカボチャにあったとは…

お茶目なイメージのオレンジ色のハロウィンカボチャですが、深い深い意味と由来があったんですね~。

ハロウィンのTrick or Treat(トリック・オア・トリート)の由来と意味は?

『Trick or Treat!』と言って家々を周りお菓子をもらうのは、ハロウィンの夜の子供たちのお楽しみイベントの1つ。

 

また『Trick or Treat!』の一般的な意味は、『お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!』です。

しかし、日本にもハロウィンがずいぶんと浸透してとはいっても、日本の子供たちがハロウィンの夜に、『Trick or Treat!』と言って家々を周ることはあまりない?

 

そもそも『Trick or Treat!』は、アメリカで生まれた習慣らしいです。

アメリカでは、ハロウィンの夜に、多くの仮装した子供たちが、近所の家の玄関や窓をたたいて歩き回り、『Trick or Treat!』を楽しんでいます。

 

この『Trick or Treat!』は、いくつか由来があるようで…

16世紀頃のスコットランドやアイルランドでは、子供たちや貧しい人たちが仮装をして、家々を訪れて歌を歌ったり、祈りを捧げたりしていました。

 

その代わりに、家の人からケーキをもらっていて、これが今の『Trick or Treat!』の始まりだそうです。

そして、子供たちや貧しい人たちが訪れることを歓迎して、食べ物をあげた家には、幸運が訪れると言われています。

 

しかし、反対に子供たちや貧しい人たちが、家に来ることを歓迎しなかった家には、不幸が訪れたとか…

このような昔からの風習が『Trick or Treat!』の由来の1つになっています。

 

また、ハロウィンは、日本でいうお盆のようなものなので、いろいろな霊が自由に行ったり来たりできる、と信じられていました。

親族の良い魂だけが、戻ってくればいいのだけれど、一緒に悪い霊も現世に戻ってきてしまうから大変?!

悪霊を追い払う儀式として、仮装した子供たちに家々を周って『Trick or Treat!』と言ってもらい、おもてなしをすることで悪霊を家の中に入れないようにしたそうです。

 

これが『Trick or Treat!』の他の由来になっています。

日本でいえば、節分の日に鬼のお面をかぶったお父さんが、『鬼は外~!』と言われながら豆を投げられる儀式と少し似てますかね?

 

また、『Trick or Treat!』という言葉は、悪霊たちが言うセリフで、正式には『Treat me or I’ll trick you.』です。

日本語にすると、『ここで俺たちをもてなさないと、次の一年間、お前たちを困らせてやるぞ!』みたいな感じの意味になります。

 

現在では、言いやすいように『Trick or Treat!』と短縮されていますが…

悪霊に、『Trick or Treat!』と、不幸か、それともおもてなしかと、迫られたら、おもてなしをして穏便に立ち去ってもらいますよね^^

まとめ ハロウィンの由来や意味とハロウィンで使うカボチャの由来や意味などについて

今回は、ハロウィンをもっと楽しむために、 ハロウィンの由来や意味とハロウィンで使うカボチャやの由来や意味などについて紹介しました。

外国の文化や風習に触れてみると、その国の歴史や考え方もわかり、自然と視野も広がります。

ハロウィンに限らず、どんなことでも海外の文化に興味を持って、まずイベントとして楽しむことから始めたら…

 

次は、イベントの由来や意味は何だろうと、ちょっと調べてみると、新しい発見がたくさんあって、もっと楽しくなると思います^^

今年も、親しい人たちと一緒に『Happy Haloween!』と声を掛け合って楽しみましょう!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で