フルモデルチェンジが発表され、2018年7月5日に発売が開始したジムニーシエラ新型。

先日、試乗をして来たあき坊ですが、旧型のジムニーシエラには乗ったことがありません。
そんな中で、評価や口コミを見ていると、「乗り心地が良くなった!」という声を目にしました。
実際、久しぶりの新型で、
- 旧型と比べてどうなのか
- 長距離ドライブの快適性
特にこの辺りが気になっている人、多いと思います。
というわけで今回は、ジムニーシエラ新型の乗り心地や長距離ドライブの快適性について詳しく話をしていこうと思います。
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この記事の目次
ジムニーシエラ新型の乗り心地が良くなったのはホント?
今回、あき坊が試乗したのはジムニーシエラ新型は、オートマ車(AT)でボディーカラーが「ブリスクブルーメタリック」。
「想像していたよりも硬いシート感がなく思った以上の快適さに驚いた!」というのが乗り心地の率直な感想です。
確かに、今まで街乗り用の普通自動車だけしか乗ったことありませんし…
旧型のジムニーシエラにも乗ったことがないので、座席の「弾力性」や「硬さ」の面においては違和感を感じる部分がありました。
しかし、それ以上にジムニーシエラ新型には街乗り用の普通自動車にも負けない乗り心地がありました!
それが、小さな段差を越えるとき、絶対に起こるはずの車体や体の「揺れ」の少なさ。
これにはホントに驚きです。
たまたま、試乗させてもらったコースがオフロードの雰囲気を感じれる場所だったので、なおさら良く分かりました。
普通の車であれば、少し道路がボコボコしているだけで、車内の揺れは凸凹(でこぼこ)の2~3倍くらい大きく揺れると思うんですが…
ジムニーシエラ新型だと、揺れはあるものの、普通の車の半分くらいにまで抑えられていましたから。
しかも、ガクガクした硬い揺れではなく、フワフワ浮くような柔らかい揺れで。
揺れの気持ち良さに、思わず自分から段差を通りたくなるくらい。
もちろん、冗談ですけどね(笑)
そんな気持ちにさせるのも、新型ジムニーシエラから装備されている「新開発のラダーフレーム」があるおかげなのではないでしょうか。
もともと、旧型のジムニーシエラからラダーフレームの完成度が高く、ほかの車種にはないひとつの魅力がありました。
ですが、今回は20年ぶりのフルモデルチェンジ。
従来のラダーフレームをもっと改良させ、「Xメンバー(1本)」と「追加クロスメンバー(2本)」が装備されています。

旧型よりもフレームのねじれが1.5倍になったことで、試乗のときも感じる揺れが少なかったです。
運転中に気分が悪くなったり、気持ち的にも不快になる事が減るのかなと、試乗をしながら感じていました。
ジムニーシエラ新型の乗り心地だと、オンロードでもオフロードでも快適な走りが期待できると思います。
街乗りでも問題なく走ることができるため、これまでと違って、仕事や悪路を趣味とする人以外にもジムニーシエラ新型の人気が広がっていきそうです。
ジムニーシエラ新型の乗り心地、ほかの人の評価や口コミでの反応は?
新型ジムニーシエラの乗り心地の良さを体感したのは、どうやら、あき坊だけではないみたいで。
実際に試乗をした人の評価や口コミを見ると、
- 乗り心地の良さに驚いた
- 衝撃をマイルドに吸収してくれている
- 旧型よりも乗り心地が良くなっているのは確か
- 段差での揺れが少なくて快適たっだ
こんな風に、あき坊と同じような気持ちを持っている人が多く居ました。
参考記事⇒ジムニーシエラ新型の評価や口コミはズバリどうなの!
その中でも特に、「乗り心地が良くなった!」というコメントは、旧型のジムニーシエラに乗った経験がある、もしくは、現在も乗り続けている人に多かったです。
逆に、これまでジムニーシエラに乗ったことがなく、初めて新型のジムニーシエラに乗った人は、乗り心地の悪さを感じているようでした。
いずれにしても、ジムニーシエラ新型の乗り心地が「旧型」よりも良くなっているのは間違いありません。
高級な普通車のような乗り心地にまで改良されたわけではありませんが、あき坊が試乗した限りでは、一般的な軽自動車よりかは断然良いものだと思います。
車高が高くて見晴らしもいいですし、幅広い世代の人から好まれそうな魅力的な車でしたからね。
疲労が心配!ジムニーシエラ新型で長時間ドライブはできる?
旧型よりも「乗り心地」の面で改良されたジムニーシエラ新型。
それなら、専門分野の悪路走行ではなく、一般道路での「長距離ドライブ」は可能なのでしょうか?
あき坊が試乗した感じ、「絶対にできない」というわけではありませんが、個人的にはあまりオススメはしません。
乗り心地を見ると、旧型よりも確実に良くなってはいるものの、もとを辿れば、ジムニーシエラは林道や雪山を走るのに最適な車。
それだけに、スピードを出さない馬力重視の走り、例えば、泥や砂利・雪ではもろともしません。
しかし、もともと「4低速トルクから高速トルクへの上げ下げが得意」というエンジンではないため、試乗した時も、速い速度まで加速するのに時間がかかっている感じがありました。
※ 参考記事
⇒ジムニーシエラ新型 排気量が1500㏄(1.5L)にアップ!馬力や加速はどうなの?
⇒ジムニー新型は加速が遅いってホント?旧型や他車と馬力を比較してみた!
加速を気にしなければ、全然問題なく街乗りできるレベルなのですが…
高速域での走行や加速がどうしても求められる「高速道路」での運転となると、ジムニーシエラ新型ではちょっと心配が残ります。
速度が上がると同時に、車内の振動や感じる揺れも大きくなると思いますから。

高速道路を使った長距離ドライブをするのは、なかなか勇気が必要とされる行動なのかと。
そのような事を考えると、一般の道路を使って長距離を走るのも出来ないわけではありませんが、体への疲労も大きいはずです。
とは言っても、旧型のジムニーシエラと比較すると、乗り心地や室内装備の面から、長時間の運転がより身近なものになったのは間違いありません。
あき坊のように、初めてジムニーシエラ新型に乗った人が、いきなり「長時間ドライブをしよう!」と思うのは無謀。
ですが、数年や数十年間、ジムニーもしくはジムニーシエラを乗り続けている人だと、その車種の運転に慣れていますから、長時間の走行も可能ではないでしょうか。
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ジムニーシエラ新型で長距離ドライブをするときの注意点
もしも、ジムニーシエラ新型で長距離ドライブをするのであれば、以下のような点に注意しておくといいでしょう。
■1時間に1回、もしくは30分に1回は休憩する
長い距離を走るのであれば、ジムニーシエラ新型なら、なおさら、ある程度の間隔で休憩をとるのは必須です。
旧型よりも乗り心地が良くなったと言っても、街乗り用の普通自動車と比べると、まだまだ足りない所が多くありますから。
休憩のときは、ただ車と停めるだけじゃなくて、車から降りて背伸びをしたりすると良いでしょう。
■運転席、助手席、後部座席にはシートの上にクッションを敷く
少しでも体への負担を減らすために、シートの上にクッションを敷くのもおすすめ。
車専門店などに行くと、座席の大きさにぴったりのクッションが販売されているので、それを使用すると便利です。
出来れば、運転中にクッションがずれないように、裏生地に「滑り止めの加工」がされているものを選ぶといいかと思います。
■高速道路以外は法定速度を守りながら60㎞/h前後で走行する
街乗りとなると、どうしても速度を出したくなる所ですが、ジムニーシエラ新型はスピード感のある走りは苦手。
一般道であれば、法定速度を守りつつ、60㎞/hくらいで走行するのがジムニーシエラ新型にあったスピードだと、あき坊的には思います。
■心地よい加速感を求めない
ジムニーやジムニーシエラは、もともと、林道や雪道などの悪路を得意とする車です。
そのような環境においては、ペダルを踏んだ瞬間に一気に加速する必要性がないため、ジムニーシエラ新型にも「心地よい加速」というのは存在していません。
スポーツカーのようなビュンとした走りを求めないようにしましょう。
【まとめ】ジムニーシエラ新型の乗り心地と長距離ドライブについて
それでは最後に、ここまでの内容のまとめをしていきますね。
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ジムニーシエラ新型の乗り心地は、ラダーフレームが新しくなった事で、旧型よりも確実に良くなっていました。
特に、段差の越える瞬間の「揺れ」が小さくて、車内で感じる振動も「ドシン」ではなく、「フワッ」と優しく柔らかい揺れです。
長距離ドライブについては、ジムニーシエラ新型でも「無理」というわけではありませんでしたが、トルクや加速に心配があるため快適とは感じないはずです。
どうしても長いドライブをしたいのであれば、
- 1時間に一回、または30分に一回の休憩
- 座席にクッションを敷く
- 法定速度を守りながら60㎞/h程度で走る
- 軽快な加速感を期待しない
この4つの点に注意しながら行うようにすると良いでしょう。
ジムニーシエラは約20年ぶりに発表された新型のモデル。
乗り心地においては確実に良くなり、長時間のドライブにおいてはより身近な存在へと変化したように思えます。
これまでの型式と比べると、購入する世代の幅が大きく広がった新時代のジムニーシエラ新型だと、試乗をして改めて感じることができました。
ジムニーシエラ新型については他の記事にも詳しくまとめているので、参考に読んでみてくださいね。