先日、スバルのフォレスターに試乗しました。
その時に思ったのが、マツダのCX-5と比較してみたいということ。
フォレスターとCX-5、似ていると思いました。

加速や燃費ついてどう違うのかどうかというところにも興味があります。
そこで今回は、フォレスターとCX-5を比較ということで、加速や燃費ついて詳しく見ていきたいと思います。
[quads id=1]
フォレスターとCX-5の加速の比較について
では、さっそくフォレスターとCX-5の加速を比較していきましょう。
アクセルのツキの良さでいうとフォレスターのほうが鋭く反応する感じだと思います。
おそらく、ぶん爺(じぃ)が今まで試乗した車の中では一番アクセルレスポンスは良かったと思っていますが。
スバルの水平対向エンジンの良さが加速にも表れているのでしょうか。
エンジン自体はアクセルを踏み込むとある程度の音はしますが、気持ちよく加速していきますからね。

ここで、フォレスターの最高出力と最大トルクを見てみましょう。
■ 2.5Lガソリン車
- 最高出力(ネット) 136KW (184PS) / 5800rpm
- 最大トルク(ネット) 239N・m (24.4kgf・m) / 4400rpm
■ 2.0L e-BOXER ハイブリッド車
- 最高出力(ネット) 107KW (145PS) / 6000rpm
- 最大トルク(ネット) 188N・m (19.2kgf・m) / 4000rpm
ぶん爺(じぃ)が試乗したのは2.5Lのガソリン車でしたが、加速に不満は感じませんでした。
できれば、2.0Lのe-BOXERハイブリッド車にも試乗してみたかったのですが、発売は2018年9月なので、まだもう少し先の話ですね。
とはいえ、素晴らしいエンジンだと思いますよ、フォレスター新型のエンジンは。
雑誌などを見ると、フォレスター新型の2.5Lエンジンは、旧型と比較すると直噴化や吸気ポートなどの見直しで90%ぐらいの部品が新しくなったとか。
フォレスターの旧型にも半年前ぐらいに試乗していますが、加速感やアクセルのツキは旧型でもかなり良かったと記憶しています。
フォレスター新型は今回がフルモデルチェンジだったということで、かなり細かいところまで手を入れて改良してきている感じを受けますね。
では、マツダのCX-5の加速はどんな感じなのでしょう。
CX-5の場合には、2.0Lガソリンエンジンと2.2Lディーゼルエンジンの2種類を試乗しています。
2.0Lガソリンエンジンの場合の加速感は滑らかな感じで、特に不満はないと思います。

ここで、CX-5の最高出力と最大トルクを見てみましょう。
■ 2.0Lガソリン車 2WD
- 最高出力(ネット) 115KW (156PS) / 6000rpm
- 最大トルク(ネット) 199N・m (20.3kgf・m) / 4000rpm
■ 2.5Lガソリン車 2WD
- 最高出力(ネット) 140KW (190PS) / 6000rpm
- 最大トルク(ネット) 252N・m (25.7kgf・m) / 4000rpm
■ 2.5Lガソリン車 4WD
- 最高出力(ネット) 138KW (188PS) / 6000rpm
- 最大トルク(ネット) 250N・m (25.5kgf・m) / 4000rpm
■ 2.2Lディーゼル車
- 最高出力(ネット) 140KW (190PS) / 4500rpm
- 最大トルク(ネット) 450N・m (45.9kgf・m) / 2000rpm
この数値の違いでも分かる通り、CX-5の2.2Lディーゼルエンジンの場合にはちょっと違ってきますよ。
どう違いがあるかというと…
CX-5の2.2Lディーゼルエンジンをひと言でいえば、「どっか~ん!」という低速からの加速ですかね。
特に、CX-5の2.0Lガソリン車から2.2Lディーゼル車に乗ると、ビックリするぐらい低速域からのトルクがあると感じるはずです。
参考記事⇒CX-5のディーゼルとガソリンを比較!音や加速、燃費は?
ただ、逆にCX-5の2.2Lディーゼル車から2.0Lガソリン車に乗ると、物足りなさを感じてしまうと思います。
やっぱりディーゼル車のトルクの太さにはかなわないからですね。
しかしCX-5の場合は、ガソリン車でも十分に加速の良さを感じることはできると思います。
2.2Lディーゼルエンジンが特別なだけです。
どっちの加速が好みかと聞かれると…
悩みますが、ぶん爺(じぃ)ならCX-5のディーゼルエンジンかな。
ただし、同じガソリン車同士だったら、スバルのフォレスター新型を選ぶと思います。
[quads id=1]
フォレスターとCX-5の燃費の比較について
では今度は、フォレスターとCX-5の燃費を詳しく比較して見ていきましょう。
まずは、フォレスターから見ていきましょう。
フォレスターのグレードは4グレードあり、燃費は2パターンに分かれます。
■ 2.5Lガソリン車(ツーリング、プレミアム、エックスブレイク)
JC08モード 14.6km/L
WLTCモード 13.2km/L
- 市街地モード 9.6km/L
- 郊外モード 14.6km/L
- 高速道路モード 16.4km/L
■ 2.0L e-BOXER ハイブリッド車(アドバンス)
JC08モード 18.6km/L
WLTCモード 14.0km/L
- 市街地モード 11.2km/L
- 郊外モード 14.2km/L
- 高速道路モード 16.0km/L
フォレスターの燃費の数値を見て、何か気付きませんか?
よーく見ると、ガソリン車もハイブリッド車も、そんなに燃費の違いはないのです。
JC08モードの差は4km/Lありますが、実際の燃費により近いとされるWLTCモードの差を比較すると、わずか0.8km/Lしかありません。
しかし、そもそもフォレスター e-BOXER ハイブリッド車は、燃費を重視して作られているSUVではないのです。
ぶん爺(じぃ)もフォレスター新型のカタログをもらいましたが、カタログの中では「ハイブリッド」という言葉は使われていませんでした。
だから、「e-BOXER」と付けているのですね。
「e-BOXER」はどちらかというと、燃費よりも、まずは車体を軽量化して音を静かにし、加速の気持ち良さをモーターで補助することによって、結果的にはアクセルレスポンスの良さを追求するSUVなのかなーと思っています。
とはいっても、発売は9月なので試乗はできませんが…
価格的にも、2.5Lガソリン車と2.0L e-BOXERはそこまで変わらないようなので、少し燃費の良い2.0L e-BOXERはおすすめのグレードのようです。
参考記事⇒フォレスターとCX-5の乗り心地と後部座席の比較!車中泊は可能なのか?
では次に、CX-5の燃費を詳しく見ていきましょう。
■ 2.0Lガソリン車(20S / 20Sプロアクティブ)
JC08モード 16.0km/L
WLTCモード 14.6km/L
- 市街地モード 11.9km/L
- 郊外モード 15.1km/L
- 高速道路モード 16.2km/L
■ 2.5Lガソリン車(25SLパッケージ)
JC08モード 14.8km/L
WLTCモード 13.8km/L
- 市街地モード 10.8km/L
- 郊外モード 14.3km/L
- 高速道路モード 15.7km/L
■ 2.5Lガソリン車(25S / 25Sプロアクティブ / 25S Lパッケージ)
JC08モード 14.2km/L
WLTCモード 13.0km/L
- 市街地モード 10.2km/L
- 郊外モード 13.4km/L
- 高速道路モード 14.7km/L
■ 2.2Lディーゼル車2WD (XD / XDプロアクティブ / XD Lパッケージ)
JC08モード 19.0km/L
WLTCモード 17.4km/L
- 市街地モード 13.9km/L
- 郊外モード 17.6km/L
- 高速道路モード 19.6km/L
■ 2.2Lディーゼル車4WD (XD / XDプロアクティブ / XD Lパッケージ)
JC08モード 18.0km/L
WLTCモード 16.6km/L
- 市街地モード 13.6km/L
- 郊外モード 16.5km/L
- 高速道路モード 18.6km/L
CX-5もまた、フォレスターと同じようにJC08モードとWLTCモードの2つのモードで表されています。
CX-5の燃費の数値を見ると、ディーゼル車のほうが燃費が良いのが一目瞭然。
加速もそうですが、2.2Lディーゼル車はトルクがあるので坂道でも不満のない走りをしてくれます。
フォレスター、CX-5の燃費だけの数値を見るとCX-5のほうに軍配が上がりそうです。
[quads id=1]
フォレスターとCX-5の加速と燃費の比較についてのまとめ
ここまで、フォレスターとCX-5の加速と燃費の比較について見てきました。
フォレスターとCX-5。
正直、メーカーの違いはありますが、加速と燃費については不満が出るSUVではないと思っています。
強いて言うなら、CX-5はオールマイティーのSUV、フォレスターは雪道や悪路走行の多い場所に適しているのではないか。
個人的にはそう感じていますが。
いずれにしろ、熟成されたSUVには間違いなさそうです。