20年ぶりにモデルチェンジされたジムニー新型。
3代目ジムニー(JB23)も、何度かマイナーチェンジは行われていますが、これほどまで見た目や室内の内装(インテリア)に、大きな変化はありませんでした。
丸型からスクエア(角)型の見た目になり、以前に増して、「ジムニーらしさ」というものが光るようになったと感じています。
内装(インテリア)を見ると、20年前にはなかった室内の最新機能が装備され、一気に現代風の車に。

あき坊も先日、試乗に行ってきて、生のジムニー新型を目に焼き付けてみました(笑)
ひと言で気持ちを表すとしたら、「感激!」ってところですかね。
スズキならではの安全装備が充実していて。
でも、ジムニー本来の姿はちゃんと残っている。
マジで感動しました!^^
というわけで今回は、ジムニー新型の内装(インテリア)や室内の最新装備について詳しく分かりやすく紹介していきます。
グレートによる内装の違いも合わせて紹介していこうと思います。
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この記事の目次
ジムニー新型の「運転操作性」についての内装(インテリア)
それではまず、ジムニー新型で快適な運転をするために必要な「運転操作性」の内装(インテリア)から見ていきましょう。
■ハンドル
- 本革巻ステアリングホイール(グレードがXCのみ)

- ウレタンステアリングホール(グレードがXL、XGのみ)

ジムニー新型のハンドルには2種類あって、グレードによって選べるものが違います。
XCは最上級のグレードのため、その分、ハンドルも「本革巻」と質の高い素材。
内装にこだわりのある人にはグレード「XC」がおすすめです。
しかし、XLやXGであっても、オプションでハンドルカバーを付ければXCと同じ見た目にすることも出来ますから。
個人的にはそこまでこだわらなくて良いのかなと思っています。
また、ジムニー新型では快適なドライビングポジションで運転できるよう、35㎜の幅で上下にハンドル位置が変えれるようになっていました。
「自分に合った高さ」があると思うので、運転を始める前に、まずはポジションの確認を行ってくださいね。
■サイドアンダーミラー


ジムニー新型には運転席からの見えない視界を減らすために、普通の左ミラーの下に小さなミラー「サイドアンダーミラー」が付いています。
合わせて、フロントドアのベルトラインにも少しだけ段差が作られていました。
あき坊が試乗した時もそうですが、室内の運転席からだと、車の「左前」辺りは見えない視界になりますよね。
でも、ジムニー新型には「サイドアンダーミラー」が付いているので、狭い試乗コースでも楽に走行できました^^
安全というか、今まで見えなかった場所が見えるというのは、かなりの安心感があります。
■インストルメントパネル(インパネ)
- ドットディスプレイ(グレードXCまたはセーフティサポート装着車)

- セグメントディスプレイ(グレードがXL、XGのみ)

グレードやセーフティサポート装着車によって、ジムニー新型のインパネも違います。
あき坊が試乗したジムニー新型は、最上級グレード「XC」だったので「ドットディスプレイ」が装備されていました。
ギアチェンジの文字など全体的に大きな白文字でしたから、運転しながらでも、確認したい部分をすぐに発見できました!
小さいことなんですが、目が離せない運転手にとっては、ホントにありがたい室内の内装(インテリア)です。
■ドアグリップ

旧型(JB23以前まで)は、凹凸(でこぼこ)の大きい運転席のドアグリップが一般的でした。
しかし、ジムニー新型では「少しでも快適に運転してもらいたい!」というスズキの思いから、ドアグリップの凹凸がかなり縮小されています。
運転席だけでなく、助手席も同様です。
上の写真からは、どのくらいの厚さがあるのか分からないと思いますが、ぶっちゃけ「こんなに薄いの!?」と思える厚さしかありません。
営業マンの人いわく、「狭いジムニーの室内を少しでも広くするため」だと言っていました。
確かに、いつもなら運転中にドアグリップに何度も右肘をぶつけるあき坊ですが、今回の試乗では一度もぶつけることは無かったですからね(笑)
ドアグリップの内装の変化によって、より快適な運転ができるようになるのは違いないと思います。
20年ぶりに発売されたジムニー新型(JB64)は、歴代のジムニーの中でも、特に角が多く、水平基調にカクカクしたボディー。
その理由のひとつに、「林道や雪道などの悪路でも快適な運転ができるよう操作性を高めるため」があります。
実際、あき坊はジムニー新型を試乗してきましたが、初めて乗る車種ではありましたが、「運転にしにくい…」という感じはありませんでした。
むしろ、車高が高くて見晴らしがいいな~と思いながら試乗していたくらい(笑)
運転者の目線で「快適なドライブができるように」と、細かな所まで考えられた内装になっていると思います。
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ジムニー新型の「車内装備」についての内装(インテリア)
それでは次に、新型ジムニーの細かな車内装備の内装(インテリア)を見ていきましょう。
■エアコン
- フルオートエアコン(グレードがXC、XLのみ)

- マニュアルエアコン(グレードがXGのみ)

ジムニー新型のエアコンには、
- ボタン式で操作できる「フルオートエアコン」
- ノズルを回して操作する「マニュアルエアコン」
の2種類があります。
フルオートエアコンの場合、操作のしやすさと合わせて、室内温度を細かく設定できる機能が付いているため、夏でも冬でも快適に過ごせます。
逆に、マニュアルエアコンの場合、大まかな段階ごとにしか室内温度を調節できません。
快適性に関して言えば、フルオートエアコンよりも不便に感じるかもです。
あき坊がジムニー新型の試乗に行ってときは、日差しが強く気温が高い日だったのでエアコンを効かせながら運転をしました。
エンジンをかけて1~2分すると、すぐに車内全体がひんやり涼しくなり、「しっかりエアコン効いているな!」と実感したところです。
■サイドルーバー

グレードがXCのときだけ、室内に風の出し入れを行う「サイドルーバー」に、ブロンズメタリック加工がしてあります。
運転操作性を高めるため、基本的にジムニー新型の室内はシンプルな作りが多いのですが…
ブロンズメタリック加工がしてある事で、高級な雰囲気を感じられる内装(インテリア)になっていました。
■助手席乗降グリップ

旧型ジムニー(JB23より前)にはなかった内装として、新型ジムニーには「助手席乗降グリップ」が装備されています。
乗り降りがしやすくなるのと同時に、凸凹の悪路を走るとき、しっかり握ることで体の揺れも抑えられます。
林道などの悪路での走行が専門のジムニーにとっては、助手席に乗る人の安全のためにも無くてはならない装備ではないかと。
■フロントドア

ジムニー新型のフロントドアは、運転席側・助手席側・後席側の3つが、
- 31°(590㎜)
- 51°(895㎜)
- 70°(1.075㎜)
この3段階で開くようになっています。
普通の車と比べても、ジムニー新型のドアは「開く角度が大きいなぁ~」と実感したくらいですから。
大きな荷物の出し入れでもスムーズに行えると思います。
それから、後席側のフロントドアに関しては、エアーが入っているらしく、完全に閉めた状態から少し開けるだけで、フルオープンになってくれました!
買い物の帰りや、アウトドア用品で手がふさがっている時も、これなら安心できそうです^^
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ジムニー新型の「乗り心地」についての内装(インテリア)
それでは次に、ジムニー新型の乗り心地に関する内装(インテリア)を見ていきましょう。
■シート素材
- 撥水ファブリック(グレードがXC、XLのみ)

- ファブリック(グレードがXGのみ)

ジムニー新型では、グレードがXCとXLのときは「撥水(はっすい)性」のある素材を。
グレードがXGのときは「ノーマル」な素材で作られたシートが標準装備となっています。
あき坊が試乗したジムニー新型は、グレードがXCだったため、撥水素材のシートが使われていました。
さらさらした肌触りでしたが、正直なところ、見た目では普通のシートと何ら変わりません。
が、かなりの頻度で悪路走行をする人や、釣りやサーフィンを趣味としている人には、やはり、水をはじく加工があったほうが便利だと思います。
■シートのクッション性

歴代のジムニーは「シートが硬い」という事をよく言われています。
しかし、今回のジムニー新型は…
シート部分にウレタン素材が使用されている事もあり、予想以上のクッション性がありました!
ふわふわのシートではありませんが、ガチガチほどの硬さもありません。
こればっかりの内装は、言葉の表現に困る部分があるので、実際に試乗して体感してみることをおすすめします。
ま、でも、あき坊の素直な感想、ジムニー新型で長時間のドライブをしようとは思いませんね(笑)
腰ばかりか、体中が痛くなってしまいそうですから。
ただ、新型ジムニーはガラッと内装(インテリア)が変わったことで、シートのクッション性も高くなっているわけですし…
オフロードの凸凹道でも、地面からの振動を直接感じることは少なくなると思います。
ジムニー新型の乗り心地やクッション性については、こちらの記事にもまとめているので参考にしてみてください↓
参考記事⇒【ジムニー新型の試乗レポート】歴代最強の完成度に驚がく!
■後部座席のリクライニング
- グレードがXCとXLの場合の後部座席

- グレードがXGの場合の後部座席

グレードがXCとXLの場合は、後部座席に座席が2つ設置されていて、どちらか一方だけを倒すことができます。
が、グレードがXGの場合、長い座席が1つしか設置されていないため、「片方だけ倒す」という事は出来ません。
それに、頭を置くクッション「ベッドレスト」もないので、長時間、ジムニー新型の後部座席に乗っていると疲労を感じるかも。
とは言っても、普通の軽自動車と比べると、後席も広々した空間になっていますし、そこまで乗り心地の悪さは感じないと思います。
後部座席と助手席を倒して、フルフラットの状態にすれば、ジムニー新型の室内でも、なんとか車中泊ができるだけの空間はありそうです。
参考記事⇒ジムニー新型の後部座席(後席)は狭い?ぶっちゃけ車中泊は可能なの?
ジムニー新型 室内長の荷室や収納スペースについての内装(インテリア)
それでは次に、ジムニー新型の荷室や収納スペースに関する内装(インテリア)を見ていきましょう。
■ラゲッジスペース

新型ジムニーの荷室は、
- 奥行:240㎜
- 高さ:850㎜
- 幅:1.300㎜
となっています。
また、後部座席を完全に倒したときには、
- 奥行:980㎜
- 高さ:850㎜
- 幅:1.300㎜
- 容量:352L(XC、XL)/377L(XG)
となり、より広いラゲッジスペースが確保できるようになります。
これだけの室内長があれば、ゴルフバッグを横向きに置いたり…

たくさんの荷物が必要になる登山グッズ。

助手席を倒すと、車中泊をするときと同じ状態になります。
ジムニー新型の室内長は「1,795㎜」もあるため、長めのハシゴも収納できるようになります。
「狭い…」と思われがちなジムニーも、室内長や内装を見てみると、意外に多くの用途に活躍できる「万能車」ではないかと思ってしまいます(笑)
■収納スペース
- センターコンソールトレードリンクホルダー/ポケット

- センターコンソールトレー(MT車)

- センターコンソールトレー(AT車)

運転席と助手席の間には、スマホやペットボトルくらいの小さな小物を収納できるスペースがありました。
iPadのような少し大きめのサイズのものは置けませんが、iPhoneやandroid、ポケットティッシュくらいの大きさであれば、問題なく置くことが出来ます。
ドリンクホルダーも、500㎜リットルくらいまでのペットボトルなら入れれるはずです。
■防汚タイプラゲッジフロア

ジムニー新型のグレードがXGのときは、荷席の部分だけが防汚タイプなので、大きな荷物を積むのは出来ません。
しかし、グレードがXCとXLのときのみ、荷席と後部座席を合わせて、床の汚れ防止のための「防汚タイプラゲッジフロア」が付いています。
小さな荷物から大きな荷物まで乗せることができますし、出し入れもスムーズに行えます。
ジムニー新型を試乗したとき、実際に防汚タイプラゲッジフロアを作ってもらいましたが、小学生が2~3人寝転がれるくらいの内装の空間はありました。
キャンプや釣りなど、アウトドアでの活躍が期待できると思います^^
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最新のジムニー新型には新機能がいっぱい!安全性に関する内装はどう?
2018年7月5日に発売されたジムニー新型には、旧型(JB23)ジムニーにはない、たくさんの最新機能が装備されていました。
これまで紹介してきた内装(インテリア)も、そう。
中でも、実際に試乗したあき坊が一番驚いたのは、ジムニー新型の安全性へのこだわりの強さ。
スズキのCMを見ていると、「セーフティサポート」という言葉を耳にしたことありませんか?
おそらく、一度はあると思うんですね。
「スズキ セーフティサポート」を簡単に説明すると、「事故を未然に防いでドライバーを守る」というもの。
具体的には、
- 走行中にある特定の標識のみを教えてくれる「標識認識機能」

- 車線をはみ出しそうなときに音で教えてくれる「車線逸脱警報機能」

- 車体がふらふらしているのを教えてくれる「ふらつき警報機能」

- ヘッドライトを使っているときに状況に応じて明るさが変わる「ハイビームアシスト」

- 車や歩行者が前にいると自動的にブレーキをかけてくれる「デュアルセンサーブレーキサポート」

- 「先行者発信お知らせ機能」

- 「誤発信抑制機能」

などがあります。
最近発売されたスズキの車には、ほとんど装備されているみたいですが、今回はその機能がジムニー新型にも装備されることになりました!
それだけに、室内の内装にも、いくつかこれまでには無かった、安全性に関する初めて見るようなスイッチがありました。
ただ、ジムニー新型の場合、最初に紹介した7つの機能が、すべてのグレードで標準装備されているわけではありません。
基本的にはグレードが「XC」だけが標準装備で、その他のグレードXLやXGではオプションで付けられるようになっています。
どのグレードのジムニー新型にも装備されているのは、
- 衝突したときに衝撃を少なくしてくる「軽量衝撃吸収ボディーTECT(テクト)」

- 接触時に歩行者へのダメージを抑えてくれる「歩行者傷害軽減ボディー」

- 乗車している人を衝撃から守る「6つSRSエアバッグ」

- 運転操作を快適にしてくれる「ESP(車両走行安定補助システム)」
などがあります。
「これだけの安全機能が装備されているんだ!」と思うだけで、かなりの安心感がありませんか?
敢えて言うなら、セーフティサポートが付いていると、もっと安全ですけどね…(笑)
ま、悪路走行の多いジムニーなのですから、安全のための機能が付いてて損はありません。
とにかく、今回のジムニー新型は安全性の面での内装が、以前よりも格段に良くなっていると思います。
あき坊が試乗したときも、営業マンの人が口を酸っぱくして「安全性には自身あります!」と言っていたくらいですから。
[quads id=1]
ジムニー新型の内装(インテリア)や室内の最新設備についてのまとめ
今回は主に、ジムニー新型の内装(インテリア)について紹介していきました。
ジムニー新型は発売されたばかり、しかも、20年ぶりにフルモデルチェンジをした車種。
見た目だけじゃなくて、室内の内装まで、ガラリと大きく変わっていました!
車体全体の内装をみると、操作性や機能性・安全性の部分で、良い意味でモデルチェンジしていたと思います。
内装についての評価や口コミを見ても、7割近くの人が「イイね!」と言ってたくらいですから。
参考記事⇒ジムニー新型の評価や口コミを徹底的にまとめてみた!
こんなに変化が大きいと、JB23型やJA22型のジムニーを乗り続けている人は、なおさら、感動するはず。
まだ一度もジムニーに乗ったことがない人はもちろん。
今現在、実際にジムニーに乗っている人には特に、新型ジムニーに試乗してみると比較できて楽しいかもしれません!
最新設備もそうなのですが、何から何までホントに感動してしまいますから^^
※ 参考記事
⇒ジムニー新型は加速が遅いってホント?旧型や他車と馬力を比較してみた!