2018年7月5日から発売が始まった、新型ジムニーと新型ジムニーシエラ。
先日早くも、試乗してきました!

実に、約20年ぶりのフルモデルチェンジというだけあって、発売前から、かなり注目されてましたね。
販売前の価格も分からない、ホントに手探り状態のときから、ディーラーのほうに納車予約をしている方もいたくらい。
そんな状態だったので、正直、「試乗できないかも…」なんて気持ちもありました。
ま、結果的には、無事に試乗することができましたけど…(苦笑)
というわけで今回は、実際に乗ってみた感想を「ジムニー新型の試乗レポート」としてまとめてみました。
新型ジムニー(JB64)の、
- 走破性や走行性
- 乗り心地
- ハンドル
- ブレーキ
この辺りを中心に、話をしていけたらいいなと思っています。
体験したままの、あき坊の率直な気持ち書いていくので、これから購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください^^
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この記事の目次
ジムニー新型(AT/MT)とジムニーシエラ新型(AT)の3種類を試乗しました!
初めに紹介しておきますが、実はあき坊、ジムニー新型が、生まれて初めての試乗車になります。
最近、ようやく初心者マークが外れたくらい、まだまだ初々しさが残っている状態です(笑)
と言っても、この一年間、ぶん爺(じぃ)や、ちー婆(ばぁ)、その他もろもろの車種を運転してきているので、根っからの初心者ではありません。
むしろ、普通の人よりかは、車と触れる機会は多いほうだったのかなと。
だた単に、「実際ディーラーに行って試乗するのが初めて」というだけ。
でも、やっぱり初めての試乗となると、普段とは違う緊張感があって、思うように営業マンと喋れなかったのが本音です(汗)
とにかく、あき坊にとって「ジムニー新型が初めての試乗車」だという事を、頭の片隅にでも覚えておいてください。
記念すべき、第一回目の試乗車となったのは…
「ジムニー新型」の中の「ジムニー(JB64)4AT」です!
色(カラー)は、深緑をしたジャングルグリーン。
遠目から見ると、なかなかの渋さを感じましたが、近くで見ると、これがまたかっこいい。
過酷な山道や林道を走るジムニーには、ぴったり合った色(カラー)だと思います^^
タイヤとホイールが特別仕様になっていたため、溝が深くどんな悪路でも行けそうなタイヤと、野獣系のギラギラしたホイールが付いていました。
それから、「ジムニー(JB64)4AT」以外の新型にも試乗することができました。
「ジムニー(JB64)5MT」で、色(カラー)は、薄橙色のシフォンアイボリーメタリック。
派手過ぎず、落ち着ぎすぎていない、可愛さのある色をしたマニュアル(MT)車です。
また、「新型ジムニーシエラ(JB74)4AT」にも乗りました。
ブリスブルーメタリックの色(カラー)をしていて、シエラのちょっと大きめの車体から、大人っぽさのある車に仕上がっています。
車道を走っている姿を見ると、威圧感というか、存在感がかなりあって、街乗りだとかなり目立つ車だと思います。
こちらはオートマ(AT)車です。
参考記事
⇒ジムニーシエラ新型 試乗で売れ行きの良いカラー(色)を発見!納期時期は?
今回はなんと、3種類の新型ジムニーに試乗することが出来ました!
が、この記事ではその中でも特に、ジムニー(JB64)の試乗レポートを詳しく紹介していきます。
ジムニー新型の走破性や走行機能はどうだった?
それではまず、ジムニー(JB64)新型の走破性について見ていきましょう。
今回の試乗は、「悪路」と呼べるほどの道ではありませんでしたが、わりとアップダウンもあって、走破性の雰囲気を味わうことができました。
試乗コースの中に、10度くらいの坂道があったのですけど、アクセルを踏むとグイグイ登っていく感じがありました。
アクセルペダルも半分くらいしか踏み込んでいなかったので、まだまだ角度が急な坂道でも、全然いける余裕はありますね。
実際、営業マンの方に、「ジムニー(JB64)新型はどのくらいの坂道までなら登れるのですか?」と素朴な質問をしてみたところ…
予想をはるかに超えた、「傾斜30度くらいまでなら行けますよ」という答えが返ってきました。
驚きのあまり、「えっ!30度も行けるんですか!」と聞き返したあき坊(笑)
傾斜30度って、すごくないですか!?
だって普通に運転していて、「急だな」って思う坂があると思うんですけど、せいぜい傾斜15度くらいですよね。
その2倍の坂道を登っていけるなんて…(汗)
いや~、新型ジムニーというか、ジムニーの力、恐るべし。
険しい山林や泥道でも余裕で切り抜けられる走破性は、新型にも歴代ジムニーと同じように健在している!
そんな風に、あき坊は実感したところでした。
走破性もですけど、昔のジムニーを乗ったことはありませんが、おそらく、走行性能の面でも以前よりも格段に良くなっていると思います。
オンロードからオフロード用のタイヤに変えてあげると、これだけで山林や泥道でも運転をより楽しめるはずです^^
参考記事⇒ジムニー新型は加速が遅いってホント?旧型や他車と馬力を比較してみた!
ジムニー新型の乗り心地は悪い?試乗した本音の感想とは
それでは次に、ジムニー(JB64)新型の乗り心地について見ていきましょう。
あくまでもあき坊の感想ですが、個人的には、別に良くも悪くない乗り心地だと感じました。
「ジムニー」と言うと、「乗り心地が悪い」というイメージを持つ人が多いと思います。
あき坊も、ぶん爺から「乗り心地に関しては良いと思わないほうがいい」と言われていたので、あまり期待はしてませんでした。
でも、実際に試乗してみると、「え?別に悪くないじゃん!?」と思えるもの。
たしかに、運転席や助席や後部座席のシートは少し硬めな感じはありました。

けど、「思っていたほど」というと言い方は悪いかもしれませんが、鉄の質感が分かるくらい硬さではなく、硬めのクッションが敷いているイメージ。
あき坊は「硬め」と聞いていたので、学校で使う木製のイスの座り心地を想像でいていましたから。
そもそもの比較する対象を間違えていますが、それと比べると、乗り心地はかなり良いものです(笑)
と言っても、まだまだ若いあき坊の感覚的な問題で、シートに硬さを感じなかっただけかもしれません。
数分間の試乗だったからまだ良かったものの、さすがにジムニー新型で長時間のドライブをするとなると、腰への負担が気になるところ。
腰に不安を抱える人だけじゃなくても、運転中は、1時間に1回の休憩は必要になってきそうです。
運転席と助席は広めに作られているため、窮屈さは全く感じませんでした。
ただ、後部座席は2人座れるみたいですが、肢と前のシートがギリギリ当たるか当たらないかくらいの隙間しかありません。
その点、後部座席に座る人は、少し乗り心地の悪さを感じるかもです。
参考記事⇒ジムニー新型の後部座席(後席)は狭い?ぶっちゃけ車中泊は可能なの?
それから、段差で感じる振動ですが、「全く揺れない」というのはそもそも不可能な話。
ジムニー新型でも、段差を超えるときは、ある程度の振動を感じました。
だた驚いたのが、ちょっとした砂利道を試乗したとき、予想していたよりも揺れが小さかったこと。
約20年ぶりのフルモデルチェンジで発表された新型ジムニー。
伝統のラダーフレームに加えて20年前の装備にはなかった、
- X(エックス)メンバー
- 2本のクロスメンバー
この2つが追加されたため、フレームのねじれが高くなって、今回の試乗でも揺れが抑えられた走りができたのではないかと思います。
凸凹(でこぼこ)ゴツゴツした悪路でも、上下の激しい揺れも少なく、想像以上の乗り心地を体感できるのではないでしょうか。
ジムニー新型はハンドルの動きがスムーズで操作しやすい!
では次に、ジムニー(JB64)新型のハンドルやハンドリング状況を見ていきましょう。
試乗が始まってすぐ、あき坊は、新型ジムニーのハンドル操作のしやすさに驚きました。
普通の車であれば、ハンドルを右や左に回すとき、多少の力を入れないと回せないと思うのですけど…
ジムニー(JB64)新型の場合、それを感じさせないくらい軽かったのです!
スルスル回るというか…
表現が難しいですが、ハンドルの動きが驚くほどスムーズ。

険しい林道や悪路の走行だと、一瞬の操作ミスが命とりになる場合もありますからね。
これだけハンドル操作がスムーズに出来るのであれば、安心感はあると思います。
やはり、悪条件の環境を想定して作られている、ジムニーならではの新機能なのではないかと。
そんな事を思っていた矢先、営業マンの口から驚きのひと言が…
「最近のスズキは、ほとんどがこんな内装をしたハンドルになっています」と。
どうやら、近頃のほとんどのスズキ車種は、新型ジムニーと同じだという、衝撃の事実を知ることになりました。
これにはあき坊も、どうしようもなくなり、苦笑い…(汗)
ま、でも、ハンドル操作のしやすさって、車を運転するときはかなり重要ですからね。
※ 参考記事
⇒ジムニー新型の内装(インテリア)まとめ!最新設備の室内に感激!
それから、ジムニー(JB64)新型は普通の車と比べて、少しだけハンドルの回転数が多いような気がしました。
スムーズな動きがそんな風に感じさせるだけなのかもしれませんが、限界までハンドルを回した状態で小回りを確かめてみると、回転に必要な広さの範囲が狭かったんですね。
カタログ数値でいくと、最小回転半径が「4.8m」となっていて、軽自動車の中ではわりと大きめ。
これまで、ほとんど普通車しか乗ったことの無いあき坊からすると、大きいとは言え、今回の試乗はかなり衝撃的です(笑)
コンパクトに旋回できたので、狭い場所でも簡単にUターンが可能だと思います。
ジムニー(JB64)新型のバンドル操作のしさすさなら、「もっと林道を走ってみたい!」と思う気持ちが強くなるに違いありません。
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ジムニー新型を試乗して感じた「ブレーキ」で気になる点
それでは次に、ジムニー(JB64)新型の「ブレーキ」を見ていきましょう。
新型ジムニーのブレーキ構造は、オートマ車(4AT)も、マニュアル車(5MT)も同じで、
- 主要ブレーキ形式(前:ディスク/後:リーディングトレーリング)
- 制動倍力装置(真空倍力式)
- 制動力制御装置(ABS※EBD付)
- 駐車ブレーキ形式(機械式後2輪制動)
このような作りになっています。
試乗したところ、ブレーキでひとつ気になる点があったのでお知らせしておきます。
今回の試乗コースは、アップダウンもあって、ジムニー新型のブレーキをかける機会がありました。
スピードを出していて、カーブの手前でかけるブレーキのときは、一般的な車種と同じブレーキの効きがあるんですけど…
問題は、信号や一時停止のとき、スピードを出していて停まる場合。
結論からいうと、あき坊の感覚上、ジムニー新型はわりと深くブレーキをかけないといけないようです。

いつも通りのブレーキのかけ具合だと、完全に車が停止するまでの距離が少し長くなってしまうので、どこかに違和感があると思います。
まさに、あき坊がそうでしたから。
これは一般道を走る場合だけではなくて、山登りやクロカンなどの悪路を走行するときも同じです。
ブレーキのかけ方が甘いと、車体が微妙に動いたり、傾いたりするかもしれません。
気持ちいつもより深めに踏むようにするといいのかなと。
試乗の少しの時間で分かったことですから、もしかすると勘違いのパターンもあるかもしれないので、実際にジムニー新型を試乗してみて確かめるといいかもです。
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まとめ ジムニー新型の試乗について
それでは最後に、今回のジムニー新型の試乗についてまとめをしていきます。
- ジムニー新型の走破性や走行性は、歴代の伝統を受け継いだパワフルさは残しつつ、さらに進化した作りになっている
- ジムニー新型の乗り心地は、長時間のドライブだと疲れるが、新ラダーフレーム構造が追加されているため、上下左右の揺れが少なかった
- ジムニー新型はハンドルの回しやすさと操作のしやすくあり、アウトドアをもっと手軽に楽しめるようになった
- ジムニー新型は一般的な車種と比べて、ブレーキペダルを深めの踏まないといけない感覚があった
「歴代のジムニー史上最強の出来」と言われているだけあって、たしかに、乗り心地や性能を見てもいいなと思ったものばかり。
初めて試乗をしたあき坊でさえ、ジムニー新型のことが気になり始めたくらいですから。
久々のフルモデルチェンジで、「興奮が止まらない!」という人も多いと思います。
まだ実際に試乗に行っていない人は、絶対に生でジムニー新型を体感したほうがいいと思うので、今回の試乗レポートを参考に、ぜひ一度スズキのディーラーに足を運んでみてください^^