宮崎の海は、本当にきれいですよね~。
海水浴、サーフィン、釣りなど、海のレジャーを年間を通して楽しめます。
また海の幸にも恵まれて、おいしいグルメもたくさん!
ところで、宮崎にいくつの漁港があると思いますか?
宮崎県内、北から南までの海岸線に、19個の漁港があります。
今回は、川南町「通浜漁港」の漁協直売所、釣りポイント、グルメについて紹介します。
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この記事の目次
川南(通浜)漁港の漁協直売所へのアクセスと営業時間は?
宮崎県のほぼ中央部に位置する川南町は、海と山、両方の自然に恵まれた場所です。
川南町という名前の由来も、名貫川の南にある場所ということからつけられました。
町の名前も自然と関係してつけられるほど、川南町の周りは、豊かな自然でいっぱい。
川南町といえば畜産の町として、牛や豚などの家畜でも有名ですが…
川南町は、通浜漁港を中心として、魚の町、漁港の町としても有名です。
川南通浜漁港は、昭和56年に設立され、平成に入ってからもずっと宮崎の海を支えている漁港です。
川南町の通浜漁港は、県内でも有数の水揚げ高があり、100種類以上の魚が漁港の市場に集まります。
マグロ、サワラ、シイラ、たら、にべ、金アジといった魚が、通り浜漁港では多く水揚げされているようです。
季節ごとでは…
春はサゴシ、夏はシイラやイサキ、秋はタコや伊勢海老、金フグ、そして冬はビンチョーマグロなど。
川南の漁港から水揚げされた新鮮な魚を販売しているのが、「通浜直売所」。

「通浜直売所」は、平成27年に新しく現在の場所に建てられました。
昔はもっと小さくて、浜辺の小屋みたいな雰囲気だったんですけど、立派になりましたね~。
ちー婆(ばぁ)は、昔の通浜直売所にも子供たちと一緒に、川南通浜漁港の魚を買いに、よく行っていました^^
川南町通浜直売所へのアクセス方法は…
国道10号線を宮崎市方面から北に向かうとき、高鍋町と川南町の境目に、ルピナスパークという公園が見えます。
ルピナスパークという公園を過ぎて、少し北に向かうと「川南漁港」と書かれた標識が見えます。

「川南通浜漁港」と書かれた標識からすぐに、歩道橋があり、信号から右折します。
国道10号線を右折してからは、そのまま道なりに県道364号線を走ります。
通浜小学校から先に進む道が、県道302号線になり、川南の海の方へと向かう道です。
しばらく真っすぐに進んで行くと下り坂になり、通浜の海岸が見えてきて、「川南漁港」という標識に沿って、右折します。

川南の海を遠くで眺めながら、通浜海浜公園のそばを通って行くと、「通浜直売所」が見えてきます。
- 住所;川南町大字平田5053-10
- 営業時間:10:00~17:00まで
- 定休日:毎週月曜日
- 駐車場:有
昔の通浜直売所は、駐車場も川南の海のすぐそばで、10台くらいしか車を止めることはできなかったけれど…
今の通浜直売所の駐車場は、駐車場で大きなイベントもできるくらいとっても広いです。
先日、通浜直売所のイベントがあったので、行ってみました!
川南(通浜)漁港の漁協直売所イベント「通浜生まぐろまつり」で新鮮な魚をゲット!
ちー婆(ばぁ)が、この前行ったというイベントは、「通浜生まぐろまつり」。
年に一度の大きな川南通浜漁港のイベントで、今年は6月30日(土)と7月1日(日)にありました。

- 川南通浜漁港のブランドとなっている「通浜マグロ」と「通浜金アジ」が、特価販売される!
- 川南捕れの鮮魚を使った浜刺身盛り合わせ(数量限定)が、1000円で販売!
- 通浜生マグロ丼と汁物セット(数量限定)で500円!
- 全国でも有数のマグロ漁船がある川南通浜漁港で、水揚げされた鮮度抜群のマグロをたっぷり使ってる!
ちー婆(ばぁ)は、このチラシを見たとき、今年こそ「通浜生まぐろまつり」に行こうと思っていました。
川南通浜漁港イベント「通浜生まぐろまつり」当日は、朝から雨。
雨が止んでから、昼頃に行けばいいかな~、こんな雨だから人も少ないだろうから…
と、のんびり構えて、午後から川南通浜漁港に行くと…
通浜直売所の駐車場には「通浜生まぐろまつり」を、盛り上げるような大漁旗が、いくつも掲げてありました。

そしてちー婆(ばぁ)が、思った通り、通浜直売所の駐車場には、数台の車しかない。

「よっしゃー、浜刺身盛り合わせと通浜生マグロ丼買うぞ~!」と通浜直売所店内に入ると…
川南捕れの鮮魚を使った浜刺身盛り合わせも通浜生マグロ丼と汁物セットも、売り切れ!
午後の時間に、通浜直売所の駐車場の車が少なかったのは…
お客さんは、10時開店と同時に通浜直売所に来て、特価販売や数量限定のものを買ってしまった?
楽しみにしていた、川南捕れの鮮魚を使った浜刺身盛り合わせと通浜生マグロ丼が買えず、とっても残念でした。
川南通浜漁港の通浜直売所イベントや朝市は、必ず午前中早めに行くことをおすすめします!
せっかく通浜直売所に来たので、ちー婆(ばぁ)は、川南通浜漁港のカンパチのあらを買いました。

カンパチのあらは、魚の身がたっぷりとついていて、魚の目がとっても新鮮で、キラキラしている!
夕食で、川南通浜漁港産のカンパチのあら煮を作りました。
美味しかった~!
川南捕れの鮮魚を使った浜刺身盛り合わせと、通浜生マグロ丼が買えなかったけれど、川南通浜漁港の魚が食べられて大満足。
でも通浜直売所のイベントには、次からは必ずもっと早めに、出かけます。
通浜直売所では、「通浜生まぐろまつり」のような年に一度の大きなイベントを、漁の季節に合わせて数回開催しています。

6月は「通浜生まぐろまつり」でしたが、7月は「通浜タコまつり」、8月は「通浜伊勢海老まつり」があるそうです。
■ 川南の通浜直売所に関係のある記事(参考)
- 通浜タコまつりに行って来ました!
また通浜直売所では、毎月第3土曜日と次の日曜日に、恒例の「通浜朝市」があります。
川南の通浜の海の状況にも左右されますが、その時々の採れたて新鮮な魚を、購入できますよ^^
通浜直売所には、新鮮な海産物だけでなく…
海産物加工品や海産物を使った手作りお総菜、川南町で採れた新鮮な野菜や卵なども売られています。
ちー婆(ばぁ)が、最近通り浜直売所で買ったお総菜の1つ、通浜どれの鯛の素揚げ、美味しい!

通浜直売所では、カサゴの唐揚げも時々売られていて、これもまた美味しいですよ~。
だから、通浜直売所イベントに行って、メインの特価販売品や限定品が買えなくても大丈夫!
他の川南通浜漁港産の品物を買っても、十分に川南通浜漁港の味を満喫できると思います^^
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川南(通浜)漁港の釣りポイントは?どんな種類の魚が釣れる?
川南通浜漁港のすぐ隣には、きちんと整備された「通浜海浜公園」があります。

通浜海浜公園は、広い駐車場ときれいなトイレ、屋根付きの休憩所があるので、とても便利な公園です。
通浜海浜公園の駐車場スペースは、十分な広さで、釣り人は、自分の釣りポイントにより近い場所に車を止めています。
川南通浜漁港の海岸沿いを散歩する人、お弁当をもって休憩する人など多くの人が、通浜海浜公園を利用しています。
通浜海浜公園のベンチに座って、のんびり川南の海を眺めながら過ごすのも、なかなかいいですよ~^^
川南通浜漁港内は、けっこう広くて、変化に富んだ場所も多いので、釣り人それぞれの釣りポイントを楽しむことができます。
また宮崎と日向のほぼ中間地点にある川南通浜漁港は、大きな漁港なので、港の内側でも釣りをすることができます。

主な釣りポイントは、全部でだいたい5か所。
- 座って釣りができる川南通浜漁港内の船着き場、岸壁(この場所は蒔き餌が禁止になっているようです)
- 海に近い堤防(場所によっては、落とし込みなどの釣りもできるかも?)
- テトラポットが置いてあるところ(水深が浅いので魚が釣れるようなポイントはちょっと限られています)
- 灯台付近(釣りができそうなポイントはあるけれど、危険な場所も多いので要注意)
- 川南通浜漁港南側の砂浜(小さな川が流れていて、その川が釣りポイントになることも)
他にもまだ隠れ釣りポイントがあると思うので、実際にぜひ川南通浜漁港へ行ってみてくださいね。
川南通浜漁港では、通年スズキ、チヌ、マダイ、アジ、ボラなどの魚が釣れます。
その中でも特に「アジとチヌ」が、川南通浜漁港の、どの場所からでも、よく釣れる魚の種類です。
まず「アジ」について…
「アジ」は、一般的な呼び名で、実際には「アジ」という名前の魚は存在しないそうです。
「マアジ」という意味でも使われることが多く、マアジに似た魚マルアジ(アオアジ)も合わせて「アジ」と呼ぶこともあります。

大きさによって、豆アジ、小アジ、中アジ、そして30㎝以上になると大アジと言われます。
小さいアジを唐揚げにして、南蛮タレにつけてそのまま丸ごと食べても、大きなアジの塩焼きでも、どちらでも美味しいですよね~。
アジは、温かい水域の場所から冷たい水域の場所まで、さらに沿岸から沖合の方まで幅広く泳いでいます。
どの漁港でも釣れやすい魚なのですが…
川南通浜漁港では、主に夏の時期に港内で、サビキ釣りやアジングでアジが採れやすいです。
サビキ釣りというのは、かごの中の魚のエサを水中に散らす時、釣竿を動かして仕掛けを引っ張る釣り方。
アジングというのは、アジに英語のingを付けた造語で、小型の柔らかいルア(魚のエサの作り物)を使う釣り方。
一般的には、アジは昼でもよく釣れますが、大きめのアジを狙いたい場合は、暗くなってからの方が、可能性が高いそうです。
天気は、晴れたいいお天気の日よりも、少し薄暗い曇りの日の方が、アジが釣れやすいようですよ。
次に「チヌ」について…
昔から日本人になじみがあって「チヌ」として親しまれている魚は、「クロダイ」です。

だから、分類上はタイ科の仲間になります。
チヌは、日本全国の沿岸部に生息して、人が住む町や港や堤防にも姿を現します。
昼間は、水深が約55m以内の浅い砂泥地に隠れていることが多い魚です。
でも夜になると活動を始め、水面の低い位置から中間付近を泳いでいて、釣りやすい?
川南通浜港で取れるチヌは、主に「キチヌ」という種類で、秋の初めから冬頃までわりと大きなサイズの魚がとれます。
一般的には、ウキフカセ釣りが一番人気のある釣り方ですが、ルアー釣りでも楽しめます。
川南通浜港内中央の岸壁や、堤防先端の沖合などが、釣りポイントです。
ここでは「アジとチヌ」のことについてだけ、川南通浜漁港の釣りポイントを紹介しました。
海の状況は、天候など自然にとても大きく影響されるので、釣りポイント通りに魚が獲れるとは限りませんが…
一年中いつでも、釣りをすることができる川南通浜漁港で、マイペースで釣りを楽しんでくださいね。
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川南(通浜)漁港の通浜グルメとおいしい魚が食べられる食事処(食堂)「あさしお丸」
川南通浜漁港では、新鮮な魚を使った地元ならではのグルメが、いろいろあります。
ちー婆(ばぁ)が、特におすすめする川南地元グルメの1つ「浜うどん」。

川南「浜うどん」は、川南の元気なおばちゃんグループ「チームがはは」が、作っている魚うどん。
畜産の町である川南が、口蹄疫で大変な被害を受けたとき、川南の海を活かして町を元気にしたい!
という、思いから生まれた地元川南通浜の浜グルメです。
一人前の浜うどんに、約30gから40gの川南通浜漁港で獲れた新鮮な「シイラ」が練りこんであります。
シイラには、コレステロールを下げたり、アレルギー症状を抑えたりするなどの効果も!
ちー婆(ばぁ)が、川南町の「浜うどん」で一番気に入っているのは…
うどんの麺に、魚が練りこんであるので、うどんをゆでたあとの、ゆで汁まで優しい出汁風味になり美味しいこと。
たっぷりのお湯で麺をゆでたあとは、そのゆで汁は捨てずにとっておきます。

釜揚げうどん、かけうどん、または冷やしうどんなど、通浜の「浜うどん」を堪能したら…
ちなみにちー婆(ばぁ)は、浜うどんの釜揚げ風にしました。

うどんのゆで汁とだし汁を、別の鍋に移して合わせ、その中に、ご飯をいれて雑炊にします。
シイラの出汁と、うどんのつけ汁が合わさって、激ウマのおいしさです!
川南「浜うどん」の新しい食べ方では…
エビや野菜を一緒に入れて中華風スープにしたり、明太子とイカをオリーブオいるで炒め麺と合わせチーズを振って洋風カルボナーラなど。
浜うどんの麺は、淡白で癖のない白身魚のシイラが使われているので、他にもいろいろなアレンジができそうです。
もう1つちー婆(ばぁ)がおすすめする川南地元グルメは、「びんちゃんコロッケ」。
川南通浜漁港で獲れたびんちょう鮪(マグロ)と鱧(ハモ)をブレンドさせて作られています。

魚のほかには、おからや玉ネギも入っていて、甘辛醤油味に、にんにくのパンチを効かせた味付けです。
揚げたてでも、少し冷えてもほとんどおいしさは、変わりません!

「浜うどん」も「びんちゃんコロッケ」も、いつでも通浜直売所で購入できるので、一度食べてみてくださいね!
通浜直売所で、美味しい食べ物がたくさん買えますが…
川南通浜漁港の近くで、おいしい魚が食べられる有名な食事処(食堂)と言えば、「あさしお丸」。

- 住所:宮崎県児湯郡川南町 大字川南17565-30
- 月曜日が定休日で、ランチで行くなら営業時間は、11時から14時まで!
和食魚料理店「あさしお丸」は、川南通浜漁港で水揚げされる新鮮な魚が、たっぷりと使われています。
特大のえび天が、どんぶりからはみ出るくらい何本ものった「えび天丼」。
川南通浜獲れの旬の魚が数種類、たっぷりとどんぶりに飾られた「海鮮丼」。
などなど、魚好きには、たまらないメニューが一杯!
また、どのメニューにも川南産の新鮮な卵が付いてくることも「あさしお丸」の特徴です。
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まとめ 川南(通浜)漁港の漁協直売所&釣りポイント&グルメ
今回は、川南通浜漁港を中心とした通浜直売所と釣りポイント、地元グルメを紹介しました。

川南町は、畜産や漁業を活かした新しい産業を、常に生み出している町です。
この川南町の前向きなチャレンジ精神は、昔から開拓の町としても知られる「川南気質」が強く影響しているのでしょう。
海と山の自然に恵まれた川南町は、この「川南気質」で、さらに元気な町になると思います。