子供の頃は、夏のおやつといえばアイスクリームでした。
蓋に付いたアイスクリームも、ペロッとなめたりしてたなあ~。
今は?あまり季節に関係なく食べたいときに、アイスクリームを食べているような…
おまけにおやつではなく、食後のデザートに食べることが多いかも?
えごまジェラートと出会って、アイスクリームをヘルシーに食べることに目覚めたちー婆(ばぁ)。
今回は、アイスクリームとジェラートの違いや「えごま(荏胡麻)」を紹介します。
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凍ったお菓子「アイスクリームとジェラート」の違いって何?
アイスクリームとジェラートの共通する材料は、牛乳や生クリームなどの乳製品。
作り方は、ほぼ同じで、簡単に言えばこんな感じでしょうか?
「乳製品に、お好みに合わせて他の材料を加えて、混ぜて、冷やして、固めて出来上がり!」
甘くしたいときは砂糖を多めに、濃厚にしたいときは卵を、果汁を加えてフルーティになどは自由。
では、アイスクリームとジェラートの違いって何?
アイスクリームは、「乳固形分が15%で、そのうちの8%が乳脂肪であるもの」と定義されています。

ちなみに「乳固形分」とは、牛乳のなかの水分だけをとった残りの固形分。
さらに「乳脂肪分」は、乳固形分の中の脂肪分のことです。
だから乳固形分と乳脂肪分の割合が、基準よりも少なくなると、アイスクリームと呼びません。
アイスクリームより乳固形分と乳脂肪分が少ない凍ったお菓子は、「アイスミルク」と呼ばれています。
さらにアイスミルクよりも乳固形分と乳脂肪分が少ない凍ったお菓子は、「ラクトアイス」になります。
アイスクリームと成分は同じだけれど、作り方が違うのが「ソフトクリーム」。

アイスクリームの作り方は、材料をマイナス30度という低い温度で固めます。
そして、マイナス25度から30度で保管されます。
ソフトクリームは、アイスクリームのように冷やされず、そのままマイナス5度から7度で保管されるだけ。
ゆっくり凍っていくので、滑らかなクリームの感触を楽しむことができるわけです^^
では、「ジェラート」って何?
アイスクリームは、英語で「icecream」そしてジェラートは、イタリア語で「gelato」。
英語とイタリア語という言語は違うけれど、意味は同じで「凍った」お菓子です。

もちろんジェラートの発祥の地は、イタリアのフィレンツェ。
ジェラートの歴史は、とても古く、ローマ帝国の皇帝ネロも、ジェラートを楽しんでいたそうです。
といっても、そのころの元祖ジェラートは、今のジェラートとは違いますが…
当時は、アルプス山脈などの氷や万年雪に、ミルクやはちみつ、果汁やワインをかけていたそうです。
日本のかき氷みたい?
ちなみに、かき氷と似ている(?)「シャーベット」は、アラビア語のシャルバートという言葉から。
シャーベットは、果汁そのものから作ったシロップを水で薄めて、冷やし固めたものになります。
じゃあ、アイスクリームとジェラートの違いは?
「乳脂肪成分の割合が違う」という点です。
ジェラートは、乳固形分の中の乳脂肪分が4~8%。
アイスクリームよりも低カロリーだから、とってもヘルシー。

全体の脂肪分が少ないということは…
果汁や果肉などを加えても、原料そのものの味を活かすことができ、おいしいのです。
ジェラートは、様々な天然素材を使ってジェラート職人が作る、イタリアの食文化です。
初体験のえごまジェラートの味は?
「えごま」を漢字で書くと、「荏胡麻」です。
漢字を見ても、えごまってゴマの仲間のような気がしますよね~。
でも実は、「えごま」は、東南アジア原産のシソ科植物です。

写真を見ると、なるほど~、えごまの葉っぱが、シソの葉みたいだと思うでしょう?
ちー婆(ばぁ)は、西都市有田牧場加工センター直売所のカフェで、この前初めて食べました!
「えごまジェラート」。

「えごまジェラート」を注文する前に、ひとくち味見をさせてもらったのですが…
味は…何となくゴマのような?きな粉のような?不思議な味?
でも、なぜか、えごまの味に、はまってしまって買いました!
えごまジェラートは、1つ400円。
写真は、ダブルサイズのように見えますが、こんなに大きくてもシングルです。
お店のスタッフの方に「えごまってゴマですか?」と質問すると…
「良く間違われるのですが…えごまは、ゴマではなくシソの葉の一種です。」と教えてくれました。
ちー婆(ばぁ)は、びっくり!知らなかった~!
有田牧場加工センター直売所では、西都産のえごまを使って、えごまジェラートを作っているそうです。
えごまジェラートは、食べ始めるとおいしくて、なぜか止まらない味になってしまいます^^
■ 西都市にある有田牧場加工センター直売所の参考記事
- 有田牧場のボリューム満点ハンバーガ― 2つの直売所で購入可能!
えごま(荏胡麻)のことを、もう少し知りたくて調べてみると…
えごまは、日本では縄文時代から鎌倉時代くらいまで、えごま油をとるために広く栽培されていました。
えごま油は、えごまの種を絞って油にするので、「荏の油」と言われていたそうです。
ちなみに、えごまジェラートは、種子の油を搾ったあとの、えごまの種を使って作られています。
えごま油は、乾性油(乾く性質の油)なので、防水塗料としても使われていました。
中期以降は、菜種油が多くなり、えごま油の需要が少なくなって、栽培も限らてきたようです。
しかし現在でも、えごまが多く生産される地域があります。
例えば、福島県では、えごまを豚のエサに混ぜて飼育する「えごま豚」が注目されています。
また岐阜県の飛騨地方では、昔からえごまを味噌に混ぜて、その味噌を塗った「五平餅」が有名です。
ほら、今、NHKの朝ドラ「半分、青い」で俳優の中村雅俊さんが楡野仙吉じいちゃん役でお店で作っている、アレですよ!
「五平餅」、とっても美味しそうでしょ^^
えごまは、種子だけでなく葉っぱも食用になります。

えごまの葉にあるぺリラケトンという成分が、独特のクセのある味を出しますが…
このクセのあるミントのような清涼感が、韓国や朝鮮では人気があって、様々な料理に使われています。
例えば、炒め物やスープ、サンチェのように、えごまの葉でお肉をまいて食べたりなど…
えごまは、β―カロテンやビタミンCを含み、美肌など美容にいいそうです。
ちー婆(ばぁ)は、えごまの葉を、まだ食べたことがありません。
えごまをスーパーで見つけたら、買って、調理してみようと思います^^
また、有田牧場加工センター直売所の「ミルクジェラート」も食べました。

牧場で飼育しているジャージ牛の新鮮なミルクをたっぷり使ったジェラート。
ほんのり甘くて、しゃりっと感もあって、元祖ジェラート!
これもまた、とっても美味しかったです。
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まとめ アイスクリームとジェラートの違いや「えごま」について
今回は、冷たいスイーツの代表アイスクリームとジェラートの違いやシソ科の「えごま」について紹介しました。
アイスクリームは、含まれる脂質の量でカロリーが違うので、選んで食べればヘルシーな食べ方ができます。
アイスクリームの滑らかで、濃厚な味もいいけれど…
例えば、えごまを混ぜても、良さを残して低カロリーなおいしいジェラート。
「ジェラート」との出会いが、スイーツが大好きなちー婆(ばぁ)の考えを変えました。
どんなスイーツも、おいしく、できればヘルシーに食べる!
有田牧場加工センター直売所には、えごまジェラートのほかに、「ピスタチオジェラート」も!
今度は、それを食べてみます^^