つい最近、我が家のかわいい愛猫を撫でていると、いきなり、「パクッ」と手を噛まれました。
嫌がっている様子もなかったですし、嫌がるようなこともしてなかったのに、ホントに急に…(汗)

そして何より、噛む直前まで、愛猫は喉を「ゴロゴロ」鳴らしていたんです!
これには、流石の僕も驚きましたね。
だって、基本的に、猫がゴロゴロ言うのは「嬉しさ」を感じている時ですから。
その事は知っていたので、噛まれるまで「嬉しいんだな^^」なんて思いながら、ずーっと愛猫を撫でてあげていました。
すると、突然、手をカプリ…。もちろん、唖然するしかありません(笑)
幸い、噛む力が優しかったこともあって、ミミズ腫れ程度で済みましたけど…
おそらく、僕と同じような体験をして、きっと今、猫の行動に疑問を感じていると思うんです。
というわけで今回は、猫がゴロゴロ喉を鳴らしているのにも関わらず噛む意味について、あき坊(ぼぅ)の体験を含め、詳しく解説していきますね。
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この記事の目次
猫が喉をゴロゴロ鳴らしながら噛むホントの意味とは
気持ちよさそうに撫でられ、喉をゴロゴロ鳴らしていたのに、いきなり猫が噛んできた。
そんなときの行動には、「猫の嬉しさがピークに達した」という意味があります!
一般的に、喉をゴロゴロと鳴らす理由には「喜び」を表していることが多く、信頼している相手ではないと、猫はそのような行動は見せてくれません。
本当に信頼している、もしくは「母猫」のような存在でない限りは。
ですから、猫が喉をゴロゴロ鳴らしていること自体、かなりの信頼や愛情がある証拠なのですね。
動物写真家の「岩合光昭さん」って知っていますか?
この方、猫を自然体で写真を撮るのがスゴく上手なんです。
写真を撮影するときは、時間をかけてネコと信頼関係を作っていくそうで。
信頼している人にしか見せない猫の「素」の姿も、撮影できてしまいます。
岩合光昭さんの写真展に行って来たので、良かったら下記の記事も読んでみてください。
話は戻りますけど…
ここまででも、「猫の喜びの表現としては高いレベルなんだな」と感じたと思いますが…
さらに、その上のランクとして存在するのが「噛む」なのです!
「ゴロゴロ」に加え、「噛む」という事をするのであれば、愛情表現としても、気持ちの喜び具合としてもマックスの状態。
嬉しさや喜びでいっぱいの状態ですから、意味もなく、あなたを噛んでいるわけではありません。その点は安心してください^^
子猫でも「ゴロゴロ」と喉を鳴らしながら噛むことはあるの?
ゴロゴロと喉を鳴らしているにも関わらず、手や足を噛む行動は、成猫に限らず、子猫でも見られます。
ただし、子猫の場合は成猫と違って、噛むことが最大の喜びを表しているとは限りません。
猫が喉をゴロゴロと鳴らし始めるのは、生まれてから、およそ2日目辺りから。
この頃は、愛情表現のためにゴロゴロ言うのではなく、どちらかと言えば、母猫に「僕、大丈夫だよ!」と安否のメッセージを伝える働きがあります。

成猫と同じように、本格的に自分の気持ちを表せるようになるのは、だいたい生後3ヶ月目を過ぎた辺りからとなります。
ゴロゴロと喉を鳴らしつつ、喜びを意味する「噛む」ができるようになるのも、この時期から。
しかし、子猫の場合、嬉しさだけではなく、
- 単に動くものに興味があり、面白いだけ
- 歯が生えてきている途中だから、歯がモゾモゾする
このような事を意味している可能性もあって、一概に「最大の喜び」だとは言い切れないのが、正直なところ。
実際、我が家の愛猫がまだ小さかったとき、ゴロゴロ言いながら噛むことがありましたけど…
明らかに、愛猫の体を撫でている手に興味を持っているらしく、「何だこれ?」という様子で手を噛んでいる感じがありました。
「喜び」と言うよりも、僕の手と、じゃれ合っている印象のほうが強いですね(笑)
噛むタイミングによっても、その意味は変わってくると思いますが、成猫と違って子猫は、絶対に嬉しさのピークに達しているとは言えないかと。
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「ゴロゴロ」と言っているのに猫が噛む!その時の気持ちはズバリ…
「ゴロゴロ」と言いながら、手や足を噛むときには、
- 最高に嬉しい
- 最高に幸せ
猫はこのような気持ちをしています。
たくさんの嬉しさで満たされていて、「幸せ~」と言わんばかりに思わず、あなたの手を「カプッ」と噛んでしまうのです(笑)
このとき猫は、嬉しい気持ちだけが心にあるため、「噛んでやろう、シメシメ…」なんてことは一切思ってません。
悪気があって噛むのではありませんから、猫を大声で怒鳴ったり、まして、叩くようなまねは絶対にしないでください。
もし、怒鳴ったり叩いたりしてしまうと、最悪の場合、あなたと愛猫の関係が崩れることもありますからね。
例え、愛猫から噛まれたとしても、それは嬉しさや愛情表現のひとつなので、怒りたくても我慢。
飼い主として、こらえるべきタイミング、だとあき坊は思っています。
とは言っても、すべての猫が、我が家の愛猫のように軽く噛むだけだとは限りませんから、ときには、みみず腫れ程度では済まされないことも…
そうなると、やはり、噛まれることに抵抗を感じますよね。
そこで次は、愛猫に噛まれないために事前にできる対策として、上手な撫で方のコツを紹介したいと思います。
この撫で方をマスターすれば、これまで通り、喉をゴロゴロ鳴らしてもらいながら、噛むのだけは避けれるようになります。
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猫のゴロゴロと喉を鳴らしてもらいながら、噛むことだけを避けれる上手な撫で方!
ゴロゴロと喉を鳴らしている猫に、噛まれないための上手な撫で方のコツは、「顔の近くには触れないこと」です!
猫にとって、「おでこ」や「顎」などの顔は、誰がに触ってもらうと嬉しい気持ちになれる場所でもありますが…
その一方で、噛む原因となる「口」との距離も近いため、噛まれやすい傾向にもあります。
そして何より、猫が噛もうとするとき、すぐには回避できないデメリットもあるので、個人的にはおすすめしません。
実際、あき坊(ぼぅ)はこれまでに何度も、ゴロゴロと言っている愛猫に噛まれた経験があるのですけど、そのほとんどが「顔」を触っているときでした。

幸せのピークに達している愛猫の事を思うと、おそらく、「ちょうど良い所に噛むものがあった~」くらいの軽い気持ちで噛むのですから。
嬉しい気持ちに満たされているため、噛むものは何だっていいのです、ただ噛めれさえすれば(笑)
つまり、ゴロゴロと喉を鳴らしているときは、顔の近くを触らないことが大切。
合わせて、顔以外の場所で、触ると猫が喜んでくれる場所も紹介しておきますね。
顔以外であれば、肩甲骨(けんこうこつ)のあたり、それから、しっぽの付け根あたりが喜びます。

「肩甲骨(けんこうこつ)」に関して言えば、ゴシゴシ描くように撫でるのではなく、頭を撫でるようなつもりで、触ってあげるといいでしょう。
「しっぽの付け根」であれば、体の中でも感覚が特に敏感な場所であるため、掻くように撫でたり、もしくは、ポンポンと本当に軽く叩いてあげたりすると、嬉しい気持ちになってもらえますよ。
嬉しい気持ちになると、猫は尾部を高く上げて、しっぽをピンと立てると思います^^
顔の近くに触れないことを前提に、肩甲骨やしっぽの付け根付近を中心に、触ってあげてください。
そうすれば、ゴロゴロを喉を鳴らすのは変わらず、「噛む」という事だけは避けれるはずですから^^
猫についてはこちらの記事にも詳しくまとめているので、参考にしてみてください。
- あなたは愛猫の利き手を知っていますか?
- 猫が草を食べるのにはちゃんと理由がある!
猫のゴロゴロ喉を鳴らしながら噛む意味のまとめ
撫でているとき、ゴロゴロと喉を鳴らしているのにも関わらず、噛むのには「嬉しさがピークに達した」という意味がありました。
そのため、あなたの事が急に嫌いになったわけでも、怪我をさせようと悪気があって噛んでいるわけでもありません。
ただ単に、嬉しさがピークに達し、どうしようもなくなって噛むだけなのです。
逆に考えれば、噛むくらい、猫からは信頼されている証拠でもありますから、飼い主側としては微笑ましいことでもありますよ。
かわいい愛猫から噛まれたからと言って、落ち込むのではなく、良い飼い主だという自信を持ってくださいね^^
「ゴロゴロ言ってて噛まれたときこそ、お互いに嬉しくなれる!」
日ごろから、あき坊はそんな風に前向きにとらえています。
※ ゴロゴロ以外にも、猫の鳴き声から分かる意味や気持ちはあるので、良ったらこちらの記事も読んでみてください。
- 愛猫の鳴き声から意味と気持ちが分かる!猫との会話も夢じゃない!?