現在、コンパクトカーの中でも高い人気を誇っているトヨタのアクア。
しかし、実際に購入して運転している人の中には、カタログ数値で書かれていた燃費の数値とは実際の燃費が違い、「燃費は悪い」とがっかりしている人もいます。
コンパクトカーの中では、燃費のよい方であるアクア。
これは間違いありません。
カタログ数値でいったら、トップクラスです。
ただ、実際の燃費で計ってみると…
アクアはどれぐらいの燃費性能を持っているのでしょうか?
今回は、そんなアクアの燃費が悪いのかどうかを詳しく見ていきたいと思います。
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この記事の目次
アクア 燃費のカタログ数値はJC08モードで38.0km/L
基本的にアクアの公式サイトを見ると、38.0km/Lという驚異的な低燃費性能と書かれているトヨタのアクア。
素晴らしい燃費です。

実際に、38.0km/Lの燃費性能というのは、ハイブリッドカーの代表格と言われているプリウスの次に燃費の良い車となっています。
現在の新型プリウスのカタログ燃費は40.8km/Lです。
その次に、燃費の良い車としてアクアが入って来ています。
カタログ上の燃費を着る限り、燃費向上ので魅力的な車なのは誰でも分かると思います。
その新型プリウスに迫る勢いの燃費性能なので、本当であればアクアは低燃費であることがいえます。
JC08モードというのは、市街地や郊外などを走ったデータを集め、またその他のあらゆるデータが組み込まれて出されている平均の数値です。
結構、正確な燃費の平均数値が出ていると思いますが、実際の燃費はどうなのかが気になるところです。
燃費が良いのか、悪いのか。
アクアの燃費は悪い!口コミから見えてきた実燃費とは?
アクアの燃費が悪いのかどうか、とても気になるところですが…
実際の実燃費は運転者の乗り方や走る場所、またはコツをうまく掴んでいるかどうかで、全く違うと言ってよいほど変わってきます。
そのため、実際はカタログにあるような燃費では走行できないこともあるのを、頭の片隅のほうに置いておいてください。
口コミで書かれているアクアの実燃費は、平均で22~24km/Lではないかと言われています。
カタログ比でいうと、62%。

数字を見ると少ないので、カタログを見て購入された方からすると、「燃費は悪い」ガッカリな結果といえるでしょう。
ただ、この実燃費の結果はアクアだけに言えることではありません。
現在、日本で発売されているすべての車に関して言えること。
JC08モードで出された燃費よりも、平均すると60~80%ほど悪くなると言われています。
本当に、どの車もです。
夏の暑い季節や冬の寒い季節によっては、暖房や冷房を付けたりすると思います。
そのような環境の悪い中で車を走らせたりするわけですから、燃費は公式のデータよりも当然悪くなり、実際の燃費は悪いという結果に繋がるわけです。
ただ、場合によっては明らかに燃費が悪いということもあります。
そのような場合には、どこか故障していることが考えられるので、一度ディーラーにてチェックしてもらうことをおすすめします。
アクアのグレードによっては燃費が違うとは?
アクアの燃費は、JC08モードで38.0km/Lと公式で発表されています。
しかし、実際には選ぶグレードによって燃費は多少違ってきます。
アクアのグレードは4種類あります。
- Crossover 34.4km/L
- G 34.4km/L
- S 34.4km/L
- L 38.0km/L
このように、アクアの燃費38.0km/Lというには、グレードでいうと「L」のみになっています。
このことからも、購入したグレードによっては思っていた燃費とは違う可能性があるので、覚えておくといいでしょう。
「L」は価格も「178万円」と安くなりますが、その分装備もそこまで付いていないので注意しておいた方が無難です。
アクアの燃費 燃料タンクはどれくらい入るの?
給油をする時に気になるのが、燃料タンクの大きさ。
アクアの燃料タンクには、どのくらいガソリンが入ることができるのかということです。
調べてみると、アクアの燃料タンクは全てのグレードが統一されて36リットルものガソリンが入ることが分かりました。
口コミで出された実燃費の平均22~24km/Lで考えると、約800km走ることができる計算です。
一回の給油で800km走れるのは、素直に嬉しいですよね。
燃費の悪い車になると、500kmも走らないで給油となる車もありますから。
何回も給油する手間が省けるので、アクアを購入する時の参考にしてみてください。
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アクアは燃費以外にも走行安定性も高い?
アクアは燃費向上が売りのコンパクトカーですが、車体の全体的な重心を下げることで運転の安定性を高めることにも成功しています。
基本的にコンパクトカーというと、比較的小回りが利きやすく急な曲がりになってしまうことがあり、車体に揺れてしまうこともあります。
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そういった場合、運転者の見える視界も変わってしまう恐れがあり、事故を起こす元になることがあります。
アクアはこの揺れを防ぐために、重心を下げて運転の安定性を高めています。

走りの安定性が増すことは、運転しやすさが向上したことを表しているので、運転が苦手な方にはおすすめな車といえます。
特に女性や主婦などは運転しやすく感じると思います。
また、前走行車との距離を自動で検知してくれるクルーズコントロールもアクアには付いています。
高速道路の運転では長時間の運転で疲れてしまい、前を走る車との距離が近くなったことに気付かない場合もあることでしょう。
そんな時に、自動で速度や車間距離を検知してくれるクルーズコントロールの安全装備が付いていると、万が一の事故も未然に防いでくれます。
燃費以外にも走行安定性も高いアクアです。
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アクアの室内 少し窮屈に感じることも…
燃費性能が高く、運転性能としても申し分ないアクア。
ですが、基本的に燃費重視のコンパクトな作りあるため、少し車内が狭く感じることもあります。
1人で運転するのであれば全く問題ありません。
ただ、後部座席に人を乗せたり、3~4人を乗せての走りとなると…
どうしてもアクアの車内は狭く感じてしまいます。
ちょっと近くの街乗りでの買い物や仕事での通勤ではとても使い勝手のいいアクア。
ですが、家族4人ぐらいで旅行などに使う長距離ドライブには、狭くて不便になる可能性が考えられます。
いつも車に乗るときには4人ぐらい乗るよという方には、アクアはちょっと狭いかもしれません。
マツダから発売されているデミオのディーゼルもアクアと同じような室内の広さなので、読んでみると参考になると思います。
参考記事⇒デミオは狭いからダメなの?デミオの魅力とは何ぞや?
アクアの燃費 まとめ
カタログに載っている燃費とは、少し実際の燃費が異なるアクア。
ですが、それは他の車でもいえること。
アクアだけが特別、燃費が悪い、おかしいということではありません。
アクアは実際の燃費に関しても問題なく、燃費向上のコツを掴むと、むしろ高速運転ではかなり低燃費を実現することができるでしょう。
燃費以外でも、安全装備であるクルーズコントロールが付いていて重心も低く下げられているので、安定性のある運転が可能なのが魅力のアクア。
しかし、コンパクトカーであることを重視しているため、車内が狭く感じてしまうことがあります。
家族で乗ることを考えている方は、購入はおすすめできないかもしれません。
主にどういった場面でアクアを使う予定なのか、よく検討してから購入を考えてみてください。