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チョコレートって、実は栄養バランスのとれた魅力的なお菓子なの?

[char no=”2″ char=”ちー婆(ばぁ)”]こんにちは、ちー婆(ばぁ)です。[/char]

チョコレートは、8割が脂質と糖質です。

うわ~っ!

だからチョコレート=太る、虫歯、ニキビという言葉が、すぐ思い浮かぶんですよね~。

でも実は、残り2割の栄養成分が重要ポイントなのです。
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チョコレートの栄養は?

今はおやつの代表チョコレート。

 

 

しかしその起源は薬です。

カカオ豆をすりつぶした飲み物として、古代アステカ文明の頃から食されていました。

薬として重宝されていたチョコレートに、どんな栄養成分が含まれているのかをご紹介します。

チョコレートの栄養群

・カカオポリフェノール

ほとんどの植物に含まれる渋みや苦味、色素の成分全般をポリフェノールと言います。

玉ねぎやブロッコリーなどの野菜に多い『ケルセチン』、緑茶に含まれる『カテキン』も同じポリフェノールです。

 

呼び方はそれぞれ違いますが、すべてポリフェノールの仲間。

栄養成分としてのポリフェノールは5000種類以上もあります。

 

その栄養成分が、カカオに入っているので、カカオポリフェノールと呼ぶわけです。

ほとんどのチョコレートは砂糖やミルクを加えて甘くしてあります。

19世紀にスイスで初めて固形の甘~いチョコレートが作られました~。

 

今でも、カカオポリフェノール率が高いチョコレートほど苦味がありますよね。

またチョコレートの色が茶色なのも、カカオマスという栄養成分の色素が関係しているそうですよ。

 

カカオポリフェノールは抗酸化作用があるので、体内のピロリ菌や大腸菌を抑えてがんを予防します。

またコレステロールの酸化を防ぐので、動脈硬化や生活習慣病の予防にもなります。

さらに、活性酸素を抑える働きもあり、美肌作りやアレルギー予防にもなります。

・テオブロミン

聞いたことがない名前の栄養成分ですよね~。

ギリシャ語で、テオが神様、ブロミンが食べ物という意味。

神様の食べ物!?

 

わかりやすく言うと、コーヒーなどに含まれるカフェインと同じような働きをする栄養成分。

でもテオブロミンという栄養成分は、自然界ではカカオしか持たないそうですよ。

 

テオブロミンは、カフェインの1種なので大脳を刺激して、覚醒作用を起こします。

仕事や勉強の合間、ちょっと疲れたなというときにチョコレートを食べると集中力が復活しますよね。

 

また自律神経を調節してくれるので、リラックスしたいときにもいい!

競技前にチョコレートを食べて、集中力をアップさせ、リラックスするスポーツ選手もいるとか。

 

ところで、コーヒー1杯には100~150mgのカフェインが入っています。

チョコレートは100g中に20mgです。

関連記事⇒なぜ低気圧で頭痛が起こるの?意外な4つの原因と対策/対処法13選

 

コーヒーよりも少なめですが、チョコレートはつい食べ過ぎてしまうので注意が必要!

余談ですが、ペットにチョコレートを与えてはダメ!という理由は、このテオブロミンが作用するからだそうです。

・GABA(ギャバ)

正式名称は、Gamma-Amino Butyric Acidの頭文字をとってGABA。

日本語で言うと、ガンマーアミノ酪酸。

アミノ酸の仲間ですが、脳の栄養になり、気分を安定させるという働きがあります。

 

カカオポリフェノールも脳にいい刺激を与えてくれるのに、さらにGABAもある!

その他には、肝臓の働きを強めてくれるので、血圧が上がる原因となる塩分の量を調整して血圧を下げるという働きもします。

 

実は、GABAはチョコレート以外にもいくつかの食べ物に含まれていますよ。

例えば、精米する前の玄米や味噌も!

日本の伝統食であるご飯に味噌汁、そしてデザートにはチョコレートというのも楽しそう!

 

・オレイン酸

この栄養成分もあまり聞いたことがないのですよね?

オリーブオイルやごま油にも含まれる、不飽和脂肪酸と呼ばれる栄養成分です。

チョコレートの場合、ココアバターにこれが入っています。

 

油には2つの種類があります。

揚げ物などによく使われるサラダ油はリノール酸。

脂肪酸が多く含まれ、取りすぎるとコレステロールが増加します。

 

もう1つがサラダやイタリアンでよく使われるオリーブオイルやごま油に含まれるオレイン酸。

善玉コレステロールを増やす働きもするので、心臓病や高血圧などのリスクを軽減してくれます。

 

またオレイン酸は肌を乾燥から守る皮脂にも含まれる成分です。

適度に取ると、肌を乾燥や小じわから守ってくれますよ。

・カカオプロテイン

プロテイン?

スポーツ選手がエネルギー補給するときなどに食べる物ね~。

でも、カカオプロテインって何?

 

カカオポリフェノールのことは知っていても、カカオプロテインは知らない人が多いのでは?

この栄養成分は最近になって、初めてカカオから取り出すことに成功したようです。

 

ところで、ほとんどの栄養は体の中に吸収されますよね。

しかし、このカカオプロテインは、小腸で消化吸収されず、そのまま大腸に届きます。

 

ということは、便の量が増える。

また腸内細菌のエサにもなるので、腸内にいる善玉菌と悪玉菌のバランスを整える整腸作用も助けます。

この栄養成分のおかげで、便の量が増え、腸内環境が整い便通改善となるのです。

 

便通がよくなっても、体重にはあまり変化が見られなかったという研究結果も報告されています。

でも、お腹すっきりは気持ちいい!ですよね。
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チョコレートの栄養を上手に取るには?

栄養成分は、脂質と糖質しかない!?と勘違いされるチョコレート。

けっこう、いろいろな体にいい栄養成分があることもわかっていただけたでしょうか?

ここでさらに、チョコレートの上手な取り方(食べ方)を少し紹介します。

 

チョコレートの脂質(ココアバター)は、体内に取り込まれる吸収率が他の脂質よりも低いです。

だから体脂肪にもなりにくい。

 

しかし、チョコレートの栄養成分をさらに上手に取るには、一日約20g(板チョコ3分の1枚くらい)がちょうどいい量です。

できれば、カカオ70%以上のチョコレート(ダークチョコレートと言われますが)を、食事の前後に少しづつ丁寧に味わって食べるのがいいそうです。

ホワイトチョコレートは、口当たりもよくまろやかな味で好き!という方もいますよね。

 

でも残念ながら、カカオポリフェノールという栄養成分は、ホワイトチョコレートには入っていません。

同じチョコレートでも、栄養成分がちょっと違うので、それを理解したうえで?食べてくださいね。

チョコレートの栄養を含む食品は?

最後にチョコレートを使った商品を2点紹介します。

チョコレートといえば、チョコレートクッキーやチョコレートケーキなどスイーツが定番ですよね。

 

でも、チョコレート+味噌?!という商品を発見!

食べたことありますか?

チョコ味噌(ご飯にかけるチョコレート)

大正時代から味噌や醤油を作っている老舗のお店が、またこんな斬新な商品を!

食べた方の感想は、蓋を開けるとピーナッツの香りがして、味は味噌だけれど甘辛く、後からチョコレートの味がしてくるそうです。

いったいどんな感じ?

いつも好奇心いっぱいの私は、ちょっと試したくなりました~。^^

 

でも、そういえばカレーを作るとき隠し味にチョコレートを入れるとなぜかおいしくなる。

そして、味噌はチョコレートの栄養成分と同じGABAが含まれているので、一度にとれば体にもいいかも?

もう1つの商品は、カカオ75%以上のチョコレートが上手なチョコレートの取り方ですよと紹介しましたが、何と100%がありました~。

チョコレートカカオ100%

チョコレートカカオ100%ってどんな味?

砂糖もミルクもココアバターも混ざっていないので、当然カカオ豆味?

食べた人の感想では「甘みがなくて苦い」そうです。

カカオに含まれる栄養成分を丸ごと取れるし、糖質も気にせず食べれるからいい?

 

ただし糖類が含まれていないので、集中力がない時に食べても集中力はよくならないかもしれませんね。

とっても苦いカカオ100%チョコレートを美味しくいただくには、苦いブラックコーヒーを一緒にとるのがいいみたいです。

 

例えば、ワサビのきいたお寿司を食べるとき、一緒にお茶を飲みますよね。

最初から100%に挑戦せず、少しづつ味を慣らしていくといいかもしれませんね。

最後にはチョコレート本来の味がわかるのでは?
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まとめ チョコレートの栄養について

チョコレートの栄養成分について調べてみて、チョコレートのプラス面に新しい発見がありました。

チョコレートはお菓子ではなく、薬として昔は重宝されていた理由が少しわかったような気がします。

 

でもどんなに体にいいと言われる食べ物でも取りすぎや偏りすぎは禁物!

栄養成分を理解して、上手にバランスよくとればチョコレートはとても魅力的な食べ物です。

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